復縁屋ハートリンクで実際に対応した案件の一部を、依頼者様のご了承をいただいたうえで掲載しています。なお、プライバシー保護のため、内容の一部は編集を加えております。
| 工作種別 | 復縁屋工作 |
|---|---|
| 依頼者情報 | 東京都在住 33歳 女性 |
| 対象者情報 | 東京都在住 34歳 男性 |
| 契約期間 | 3カ月 |
参考記事:復縁診断|復縁したい!あなたの復縁の可能性を測ります。
ご相談
依頼者様は、取引先の担当として出会った同年代の男性と、約2年間にわたって交際していました。関係は非常に良好で、将来的な結婚の話題も出るほど親密だったとのことです。
しかし、男性対象者が昇進によって仕事の負担が増えた頃から、徐々にすれ違いが生じました。
以前より返信が遅くなることに不安を覚えた依頼者様は、確認の連絡を何度も送るようになり、その頻度が高まっていったとお話しされています。結果的に、男性対象から「気持ちが冷めたわけではないが、今のプロジェクトが終わるまで少し距離を置きたい」と伝えられ、関係が終わってしまった。
別れた後も、依頼者様はLINEで謝罪ややり直しの希望を複数回送信しました。
しかし、既読はつくものの返信がないまま日数が経過し、最終的にはブロックされた可能性が高い状態になっていました。
依頼者様はその期間を「どうしても納得できず、何がいけなかったのかを知りたかった」と振り返っています。
共通の友人も数名いるため、直接の接触を試みようかとも考えたそうですが、相手の立場や今後の仕事上の関係を考慮し、行動には移さなかったとのことです。
その後、1カ月ほど経過しても状況は変わることなく、依頼者様は「自分の行動を見直した上で、もう一度だけ誤解を解きたい」との思いから、弊社へご相談くださいました。
相談時の依頼者様は、感情的な混乱というよりも、落ち着いて事実を受け止めており、「ちゃんと納得してから前に進みたい」とのことでした。
これらの内容を踏まえ、次の段階として、面談でより詳しいお話を伺うことになりました。
面談・提案
面談では、依頼者様から改めて別れに至るまでの経緯と、その後の状況を詳細に伺いました。
依頼者様は、当時のLINE履歴で実際のメッセージを確認しながら事実関係を説明してくれました。
LINE履歴を確認すると、対象者から返信が途切れた期間にも依頼者様から複数の短文メッセージが送られており、その内容は「どうしたの?」「何かあった?」といった確認や問いかけが中心でした。
また、既読が付かない時間帯に再度同じ内容を送信することもあり、依頼者様ご自身も「不安になると止められなかった」とお話しされていました。
対象者が昇進直後に「仕事が増えて落ち着かない」「休みが取れない」といった発言をしており、生活環境の変化はかなりの負担になっていたことが分かりました。
この情報を照らし合わせた結果、依頼者様の頻繁な連絡が「確認」ではなく「干渉」と受け取られてしまった可能性が高いと思えました。
経験上、仕事や人間関係に変化があった直後の男性は、自分の時間を確保したいという心理が強まる傾向があります。その時期に「不安」や「寂しさ」を理由に連絡が増えると、好意よりも圧力として伝わることが多く、結果として「距離を置く」という判断を促してしまうこともあります。
この面談で明らかになった本質的な課題は、「相手の立場にたって考える」という点です。
依頼者様は感情的に訴えるタイプではありませんが、相手の反応が見えないと不安が膨らみ、行動で埋めようとする傾向が見られました。
復縁を実現するためには、まず相手の中に「落ち着いた人物」という印象を取り戻すことが大切だと考えました。
そのためには、焦りや感情を前に出すのではなく、余裕をもって接することができる内面を整えることが必要です。
この課題を踏まえ、弊社では以下のように提案しました。
最初に行ったのは対象者の調査です。
面談で伺った内容だけでは、別れの理由を断定することはできません。
他に好意を持つ相手がいる可能性もあるため、勤務先の周辺での行動や休日の過ごし方を一つずつ確認しました。
依頼者様から伺った情報と実際の生活リズムを照らし合わせながら、
どんな状況で接触すれば違和感がないかを探るための下準備を進めました。
次に、工作員による接触です。
この段階では、依頼者様の存在を一切感じさせず、あくまで偶然の第三者として登場させます。
対象者のSNSには、カフェや読書など趣味に関する投稿が多く見られました。
そのため、共通の話題を通じて自然に会話を始め、少しずつ関係を築いていく計画を立てました。
目的は、表面的な印象では分からない対象者の本音。たとえば「今どんなことを優先しているのか」「恋愛に対してどんな考えを持っているのか」を、会話の中から自然に引き出すことにあります。
これらの計画を踏まえ、依頼者様には今後の動きを見ながら、自分自身の見せ方も一緒に整えていく必要があることをお伝えしました。調査や接触の結果を見て、どんな変化が効果的かを一緒に判断していく段階です。
今の段階では、すぐに復縁を求めるのではなく、まずは対象者の今の状況を正しく知ることを優先しました。
そして、依頼者様の印象を外から少しずつ整え直していくことを目指しました。
ここから先は、実際の調査と工作員の接触を通じて、対象者の本音を確かめながら、自然に再会へつながる流れを作っていく段階に進みます。
調査・工作の開始
ご契約の後に早速調査を開始しました。
調査の過程で対象者が勤務後に立ち寄る場所が特定できました。
週に2〜3回、駅近くの飲食店に入り、ノートパソコンで資料をまとめたり、スマートフォンでニュースをチェックする姿が複数回確認されています。
投稿履歴の時間帯とも一致しており、仕事終わりの決まった習慣として定着している様子でした。
この行動パターンに合わせて、読書とカフェ巡りを趣味とする30代前半の男性工作員を選定。
対象者と同じ時間帯に来店し、初期段階では視界に入る位置に座るだけの行動を繰り返しました。
4回目の観測時、対象者が落としたカード(しおりのようなもの)を拾い渡した際に短い会話が成立し、以後は店内で軽く会釈を交わせる関係に変化しました。
その後、コーヒー豆の話題から自然な会話が始まり、対象者から「最近は仕事が忙しくて」といった言葉が出ました。工作員は過剰に共感を示さず、あくまで常連客同士の雑談として会話を終え、対象者の警戒心を刺激しないペースを維持しました。
複数回の接触を経て、対象者は「今は恋愛よりも仕事」「誰かと合わせるのが少し面倒」と話す一方で、「いま付き合っている女性は努力家だ」「結婚も考えている」と、依頼者様とは別の異性の存在を思わせる発言がありました。
続けて対象者の言葉の端々には、「一緒にいて落ち着ける」「余計な気を使わなくて済む人がいい」といった具体的な理想像も確認されています。
ただし全体的には仕事に対する熱意を感じる会話が多く、恋愛には労力を注ぎたくないという印象でした。
担当者は、2週間の調査で女性の存在が確認されなかったことから、他の異性の可能性は低いと考えていました。
それでも念のため調査を続けましたが、やはり新たな女性の影はどの調査でも確認されませんでした。
そこで親密な関係を築きつつあった工作員が対象者に「彼女と会わせてよ」と話すと、対象者から「今のプロジェクトが終わるまで距離を置いているんだ」とのこと。
工作員が「彼女はどんな人?」と深掘りをしていくと、依頼者様と特徴が一致していることが判明しました。
この時点で、担当者は状況を整理しました。
対象者の言葉にあった「距離を置こう」という表現を、依頼者様が「別れよう」と受け取ってしまったことが誤解の原因だったのです。
実際には、対象者は忙しさの中で一時的に関係を落ち着かせたいだけで、完全な別離を望んでいたわけではありませんでした。
しかし依頼者様は、その言葉を別れの宣告と感じ、謝罪や復縁を求めるメッセージを繰り返したことで、結果的に相手の負担を増やしてしまっていたのです。
つまりこの案件は、破局からの復縁ではなく、「誤解によって崩れかけていた関係を、元の状態に戻すための対応」であることが明確になりました。
しかも、その場で確認をすると依頼者様は対象者からLINEのブロックもされていない状態でした。
これについては、いつ解除されたのか、そもそもブロックはされていなかったのかは分かりません。
担当者が最初のヒアリング時に確認しなかったのは弊社の落ち度とも言えます。
結末
対象者の「距離を置いている」という発言を受け、工作員はその言葉の意図を探るため、接触を継続しました。
それまでと変わらぬ雑談の中で、仕事や日常の話題に混じって、自然に恋愛観へと話を向けていきました。
ある日の会話で、工作員が軽い調子で「距離を置くって、実際どんな感じなんですか?」と尋ねると、対象者は少し考え込みながら、「完全に離れたわけじゃないよ。ただ、少し冷静になりたくてね」と答えました。
対象者は続けて「今の恋人はちゃんと理解をしてくれて、仕事に集中させてくれている」「ありがたい」等の発言をしていました。
工作員はそれ以上踏み込まず、「仕事も忙しそうですもんね」と話題を軽く受け流し、相手の負担にならない距離感を維持しました。
担当者はこの話を受け、依頼者様が「ブロックされている」と思い込み連絡を控えていたことが、結果的に対象者に好印象を与えていたと判断しました。
その後、数度の接触を経て、工作員はタイミングを見計らい、「全く連絡を取らないままだと、さすがに離れちゃうかもしれませんよ」と冗談めかして言いました。
対象者は少し笑いながら、「彼女はそんな人じゃない。離れた直後は責められたけど、今は落ち着いていると思う」と話しました。
工作員は、対象者の言葉の温度が柔らかく変化していることを感じ取り、「なら、たまには連絡入れてもいいんじゃないですか?」と軽く促しました。
対象者は一瞬間を置き、「そうだね。ちょっと送ってみようかな」と笑いながらスマートフォンを手に取りました。
それは迷いや義務感からではなく、純粋な気づきによる行動でした。
依頼者様のもとに届いた連絡は、久しぶりの挨拶と近況報告のような短い内容でした。
ただ、それは別れた相手への連絡ではなく、【しばらく間を置いていた恋人への連絡】として自然なものでした。
対象者はもともと別れたつもりがなかったため、その連絡をきっかけに、二人の関係は元の形へ戻りました。
依頼者様も一連の誤解と対象者の本心、そして今回連絡がついたことにより安心されたようです。
「私の早とちりだったんですね」という依頼者様の声は明るく幸せそうでした。
この連絡を以て本案件は終了となりました。
今回の結果は、対象者の心を動かしたというより、誤解によって止まっていた関係を本来の形に戻したものです。
対象者は当初から「距離を置こう」と伝えただけで、別れたつもりはなく、依頼者様だけがその言葉を「終わり」と受け取っていました。
工作員との会話を通じて、対象者が現在も特定の交際相手として依頼者様を認識していることが確認され、その事実を踏まえて依頼者様に誤解の経緯を説明した結果、互いの関係性は余計な工程をせずに再開されました。
つまり、復縁ではなく、誤解によって途切れていた関係が、元の状態に戻ったという結果です。
弊社としても反省すべき点のある案件でした。
参考記事:復縁屋工作:結婚の約束をしていた彼女を他の男に取られてしまった
参考記事:復縁屋工作:嫉妬が理由で振られてしまった彼女と復縁したい
参考記事:復縁屋工作:忙しいと言う理由で会ってくれない彼と関係を改善したい

