復縁屋ハートリンクで実際に対応した案件の一部を、依頼者様のご了承をいただいたうえで掲載しています。なお、プライバシー保護のため、内容の一部は編集を加えております。
工作種別 | 復縁屋工作 |
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依頼者情報 | 東京都在住 28歳 男性 |
対象者情報 | 東京都在住 28歳 女性 |
契約期間 | 3カ月 |
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ご相談内容
今回のご依頼者様から最初にご連絡をいただいた時の印象は、今でもはっきりと覚えています。ご自身の状況を説明されるその言葉は、後悔とどうしていいか分からない戸惑いに満ちていました。
依頼者様のお話によりますと、彼女(対象者)とは二年ほどお付き合いをされていたそうです。しかし、依頼者様が職場で重要な役目を任されてから、お二人の時間には少しずつ、しかし確実に溝が生まれていったとのことでした。連日のように続く仕事を理由に、対象者との約束を何度も反故にしてしまい、記念日のお祝いさえも仕事の都合で果たせなかったと悔やんでいました。その結果、対象者の方から別れを告げられた、というのが依頼者様が認識されている経緯です。
正直なところ、依頼者様は当初、事態の重さを本当の意味では理解されていなかったようでした。この仕事さえ片付けば、また対象者の気持ちも戻るだろうと、どこか楽観的に考えていた節があった、ともお話しされています。しかし、その認識は間違っていました。お二人が別れてから二か月ほど経った頃、共通のご友人のSNSで、対象者が別の男性と親密そうにされている写真を目にしたそうです。
その時の衝撃は、筆舌に尽くしがたいものがあったとお察しします。依頼者様は、そこで初めて、ご自身が取り返しのつかないことをしてしまったのだと悟り、慌てて対象者に連絡を試みたとのことでした。しかし、電話に出てもらえることはなく、送ったメッセージが読まれることもありませんでした。あらゆる連絡手段が絶たれてしまった、という客観的な事実に依頼者様はさらに追い詰められてしまい、何とかしたいという一心で、以前に別の復縁業者様にも相談されたそうですが、状況が好転することはなく、途方に暮れていた中で弊社復縁屋ハートリンクにご相談いただくことになった、というお話でした。
担当者の気づきとご提案
後日、依頼者様には直接事務所までお越しいただき、より詳しいお話を伺いました。ご相談の場で依頼者様が語られたのは、あくまで依頼者様から見た主観的な出来事です。我々の目的は、そこから一歩引いて、お二人の間に本当は何が起きていたのか、その問題の原因を冷静に見つけ出すことから始まります。
そのために、依頼者様にご協力いただき、対象者との過去のLINEメッセージのやり取りを拝見させていただきました。すると、依頼者様が認識されている「仕事の忙しさによるすれ違い」という表面的な理由とは別にもっと本質的な問題が浮かび上がってきました。やり取りの端々から見て取れたのは、依頼者様が多忙を理由に、対象者からの気遣いや心配の言葉に対して、誠実に向き合うことを怠っていたという事実です。対象者はただ寂しかっただけではなく、ご自身の存在が依頼者様にとって軽いものであるかのように感じ、深く傷ついていたと思われました。つまり、問題の本当の原因は依頼者様が対象者との関係性をいつでも修復できるものだと無意識に軽視し、その優先順位を著しく下げて対象者を雑に扱ってしまった点にある、ということです。
この分析を依頼者様にお伝えした上で、我々は具体的な復縁の計画をご提案しました。計画を実行する上でまず必要なのは、対象者の現在の状況、新しい相手との関係性を正確に把握することです。憶測で動くことは、事態を悪化させる可能性があります。その為、調査員を使って対象者の現状を正確に把握し、その上で、我々が介入できる隙があるのかどうかを見極める必要があります。
それと並行して、依頼者様ご自身に取り組んでいただくべき自己改善についてもご説明しました。仮に対象者が新しいお相手と別れたとしても、依頼者様ご自身が以前のままでは、同じことの繰り返しになるだけです。ただ謝罪の言葉を並べるだけでは、一度失った信頼を取り戻すことはできません。対象者が「この人となら、もう一度やり直しても大丈夫だ」と、心から安心できるような、具体的な変化を示していただく必要があるのです。具体的には、お仕事との向き合い方の見直しや、相手の気持ちを汲み取った上での言葉の選び方など、今後の関係を築く上で土台となる部分の改善です。このご提案に、依頼者様は深く賛同し、その場でのご契約となりました。
調査・工作の開始
依頼者様とのご契約の後、速やかに調査に入りました。
数日間に及ぶ行動調査からの報告によると、表向き対象者は新しいお相手と順調に交際を続けているように見えたとのことです。しかし、二人が話している時、会話の中心は常にお相手の男性であり、対象者は聞き役に回ることが多かったとのこと。男性が夢中で自分の話をしている間、対象者は退屈そうな、あるいは少し寂しそうな表情を浮かべる瞬間があった、と調査員は報告しています。
この客観的な事実から、ひとつの仮説を立てました。依頼者様に都合の良い仮説ですが、対象者は依頼者様との関係で傷ついた心を癒すために無理やりに相手を見つけた、心のどこかで満たされないものを感じているのではないか?ということです。
次の段階として、弊社の工作員を対象者に接触させていきます。工作員は、対象者がよく利用するカフェの常連客として、ごく自然な形で彼女に接触していき、徐々に関係性を築いていきました。利害関係のない第三者として、対象者が気軽に話せる相手という立場を築くことが目的です。複数回の接触を経て、対象者と親しくなり、連絡のやり取りができるまでの関係を築くことができました。
やり取りを続けている工作員からの報告によると、関係性が深まるにつれ、対象者は新しい相手との関係についてぽつりぽつりと工作員に話してくれるようになったようです。そこで判明したのは過去の彼を忘れる為に今の彼と付き合った。しかし、今の彼には「私の話はあまり熱心に聞いてくれない」「私が好きなものには、あまり興味を示してくれない」といった、細かな不満点が多く存在していることでした。偶然ではありましたが、仮説が正しいと証明されることになりました。
話を聞いた工作員は、決して現在の相手のことを悪く言うことはしません。ただ、対象者の気持ちに寄り添い、「それは少し寂しい気持ちになるね」と共感を示すことに徹しました。これにより、対象者自身が、「今のままではだめだ」「このまま彼と関係を続けていても何も変わらない」ということに自ら気づいていくよう促したのです。我々は、対象者が依頼者様と【復縁したい】と思っている、といったほぼありえないような感情には期待しません。それよりも、現在の関係に対する疑問と、将来への漠然とした不安を、対象者自身がはっきりと認識する状況を、論理的に作り上げていきます。その結果、依頼者様と復縁した方が良いのではないか?という判断を対象者にさせるように導くのです。
対象者が現在の関係に疑問を感じ始めたこの時期に、工作員は会話の中で、過去の恋愛、つまり依頼者様との思い出について、それとなく話を向けました。対象者が語る依頼者様との関係について、工作員は「大変だったかもしれないけど、それだけあなたのことを思って頑張っていた部分もあったのかもね」と、別の視点からの意見を提供しました。これは、対象者の中で一方的に悪者となっていた依頼者様の印象を修正し、過去の良い思い出を再評価させるための働きかけです。
この間、依頼者様にも我々の助言のもと、ご自身の生活を見直す自己改善に真剣に取り組んでいただきました。単に早く帰宅するということではなく、時間の使い方そのものを改善し、心に余裕を生み出す。そして、弊社の自己改善プログラムを通じて、相手の言葉の裏にある本当の気持ちを理解するための訓練を重ねていきました。この依頼者様の具体的な変化こそが、対象者にとって【復縁したほうが自分のためになる】と認識させるための、何より重要な要素となります。
工作の最終段階
状況に変化があったのは、ご依頼から三ヵ月が経とうとしていた頃でした。工作員から、対象者がご自身の判断で、相手との関係を解消されたという報告が入りました。我々の分析では、現在の交際を続けることの利益と、そこから感じる将来への不安を天秤にかけた結果、対象者自身が関係を一度白紙に戻すことが、対象者自身の為に最も合理的であると判断された、ということになります。
この機会を逃さず、依頼者様に、対象者へ連絡を取るよう指示しました。その際の文面も、復縁を迫るようなものではなく、まず、過去の自分の行いを誠実に謝罪することだけに内容を絞るよう、細かく助言させていただきました。
後日、依頼者様からいただいたご報告によりますと、対象者から驚くほど穏やかな返信があり、一度、直接会って話をする機会を得られたとのことでした。弊社がその再会の場に同席することはできませんので、その場での注意点、対象者との接し方などのアドバイスした上で送り出します。
対象者との再開後、依頼者様からいただいたご報告で、お二人がもう一度やり直すことになった、と伺うことができました。依頼者様のお話では、ご自身の変わった姿と、心からの謝罪が、対象者の心を動かしたようだった、とのことです。工作員が後に対象者から話を聞いた際も同じことを言っていました。
この一件が我々に示してくれたのは、復縁という結果は、決して感情的な奇跡や偶然の産物ではない、ということです。それは、問題の本当の根っこを正確に突き止め、相手が抱える不安を解消し、やり直すことがお互いにとって最も良い選択であると、相手が論理的に判断せざるを得ない状況を作り出す、緻密な計画の先にある必然的な帰結なのです。また依頼者様の真摯な努力がなければ、この結果はあり得ませんでした。
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