復縁屋工作:スマホにロックをかけただけなのにふられてしまった

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Ryōma

ハートリンク課長

復縁屋・別れさせ屋業務に於いては依頼者の気持ちに寄り添うことが不可欠だと考えている。特に弊社の扱う復縁に関する問題では、依頼者が抱える感情の複雑さに共感し、丁寧な対応が求められる。業界歴20年という自身の経験を活かし、困難な状況にいる人々を支えることにやりがいを感じている。

復縁屋ハートリンクで実際に対応した案件の一部を、依頼者様のご了承をいただいたうえで掲載しています。なお、プライバシー保護のため、内容の一部は編集を加えております。

工作種別復縁屋工作
依頼者情報埼玉県在住30歳 男性
対象者情報埼玉県在住30歳 女性
契約期間3カ月

参考記事:復縁診断|復縁したい!あなたの復縁の可能性を測ります。

目次

ご相談

今回ご相談にいらした依頼者様は30代の男性で、交際していた女性との突然の別れに戸惑いを感じておられました。
交際当初は連絡のやり取りも途切れず、週末には食事や買い物に出かけることも多く、関係はおおむね順調だったと伺いました。大きな揉め事や喧嘩が過去にあったわけではなく、依頼者様の認識としては「順調な交際が続いていた」とのことでした。

しかし、ある日を境に状況が変わりました。
依頼者様が自身のスマートフォンにロックを設定したことをきっかけに、対象者との間で言い争いが起きたのです。依頼者様によると、ロックをかけた理由は、二人で撮影したプライベートな画像を他人に見られないようにするためでした。職場や友人との集まりなどでスマートフォンを手放す場面も多く、「見られたら困るのは彼女自身のためでもある」と説明されたそうです。

それに対して対象者は、「他人に見せなければいい」「ロックをかける必要がない」と反発し、説明を受けても納得しなかったとのことです。依頼者様は「パスワードを教えるから、いつでも見て構わない」と伝えたそうですが、その申し出も受け入れられませんでした。その後、対象者の態度が急に冷たくなり、連絡の返信が途絶え、次第に距離ができていったと話されています。

依頼者様は「ロックをかけたこと自体がきっかけになったのは事実だが、本当にそれだけで離れていくのか」と疑問を抱かれていました。話を伺う中で、依頼者様ご自身も「もしかすると、別れたい理由を作るための口実だったのではないか」と考え始めていたようです。突然の拒絶に納得できないまま時間が経ち、いまも対象者への連絡手段は途絶えたままです。

これまでに数回、共通の友人を通じて近況を探ろうとしたこともあったそうですが、対象者から明確な反応は返ってきていません。依頼者様は、今後どのように動けばいいのか分からず、再び信頼関係を築く方法を模索されており、「もう一度きちんと向き合いたい」「誤解が原因なら正したい」というお気持ちで弊社にご相談に来られました。

担当としては、まずこの段階では、別れの経緯と依頼者様が置かれている現状を整理し、次のステップで何が必要かを判断するための情報として受け止めています。

面談・提案

面談では、依頼者様から改めて交際中の具体的な状況や、別れに至るまでの経緯を詳しく伺いました。
交際期間は約三年ほどで、当初は連絡の頻度も安定しており、週末には食事や買い物に出かける関係だったとお話しされています。特に問題が表面化したのは、依頼者様がスマートフォンにロックをかけた時期からでした。

依頼者様によると、ロックを設定したのは二人で撮影したプライベートな画像が他人に見られないようにするためであり、決して対象者を疑ったり距離を置こうとした意図ではなかったとのことです。パスワードも共有し、いつでも見てよいと伝えたそうですが、対象者は「見せないなら問題ない」と反論し、その後から態度が急に冷たくなったといいます。

弊社で確認したLINEの履歴には、対象者が「もう信用できない」「何か隠してる」といった表現を使用しており、単なる口論ではなく、信頼関係そのものに疑念を持った可能性がうかがえました。
一方で、依頼者様がそれに対して「理由を説明したのに聞いてもらえない」と繰り返し送っている記録もあり、双方の間で意思の伝わらない状態が続いていたことが分かります。

この面談で担当者が着目したのは、別れの原因が本当に「スマホのロック」そのものだったのか、それとも他に背景があったのかという点です。依頼者様自身も「もしかすると、別れるための口実として使われただけかもしれない」と語っており、我々としてもこの可能性を排除することはできませんでした。
このため、まずは対象者の現状を正確に把握するための周辺調査を行うことを提案しました。

調査では、対象者の勤務先・行動範囲・休日の過ごし方・交友関係を確認し、特に異性の影があるかどうかを重点的に見ていく方針です。仮に新たな異性の存在が確認された場合、今回の別れは「信頼の問題」ではなく「乗り換えによる離別」である可能性が高く、その場合は復縁の前に別れさせ工作を併用する必要が出てきます。
逆に異性関係が見られない場合は、対象者の中で誤解や感情的反発が残っている可能性が高いため、工作員を接触させ、誤解を解き信頼を再構築する方向で進めるのが現実的と判断しました。

また、依頼者様には調査期間中の連絡を控えていただき、感情的な発信を避けるようお願いしました。対象者が警戒している状態で直接行動を起こすと、我々の工作計画が成立しにくくなるためです。その間、依頼者様には自身の生活を安定させ、外見や生活習慣の改善など、再会時に良い印象を持たれる準備を進めていただくよう提案しました。

以上の面談を通じて、現時点での本質的な課題は「別れの原因が不明確なまま、信頼を失った状態で関係が途絶えていること」と整理しました。
まずは調査によって現状を可視化し、その上で誤解の修正に移るという二段階の計画が、依頼者様の目的である復縁に最も近づく道であると判断しています。

調査・工作の開始

調査は、対象者の勤務先・生活圏・休日の過ごし方・交友関係を中心に実施しました。
複数回にわたる調査の結果、特定の異性との接触は一切確認されませんでした。休日は友人や家族と過ごすことが多く、外食や買い物も女性同士で行動している様子が確認されています。対象者が新しい交際を始めている様子や、異性と継続的に連絡を取り合っている形跡もなく、第三者関係による別れではないと判断しました。

この結果を踏まえ、弊社では「信頼関係のずれ」および「将来に対する価値観の違い」が主な要因であると考えました。
対象者の心理をより具体的に把握するため、30代前半の女性工作員を投入し、職場近隣に住む人物として接触を開始しました。初期段階では、通勤時や帰宅時の軽い挨拶をきっかけに会話を重ね、数回の自然なやり取りを経て、昼休みの雑談をする関係まで発展しています。

この中で対象者からは、「前の彼とは結婚の話をしても反応が薄かった」「子どもが好きじゃないのかなと思っていた」という発言がありました。
工作員の報告によると、対象者は結婚に対して前向きで、将来的には家庭を持ちたいという願望が強い様子が見られました。実際、子どもが好きで甥や姪の話題をよく口にしており、安定した生活と温かい家庭を理想としているとのことでした。

弊社では、この発言をもとに「対象者は誤解をきっかけに、将来への不安を膨らませた」と分析しました。依頼者様がスマホにロックをかけた行動は、“秘密を持つ男性”という印象よりも、“家庭を持つ覚悟がない男性”という解釈にすり替えられていた可能性があります。
つまり、対象者が求めていたのは安心や誠実さそのものではなく、「結婚を視野に入れた安定的な関係」だったということです。

この分析結果を依頼者様に共有し、今後の方向性として次の3点を提案しました。
まず、依頼者様には仕事や生活リズムを安定させ、将来的な計画を具体的に形にしていくようお願いしました。家計の管理や将来の生活設計、家庭を築くことへの具体的な考えを可視化することで、「結婚を避ける男性」という誤解を払拭できるためです。
次に、工作員には対象者との雑談の中で、「結婚してもお互いの時間を大事にできる関係が理想」など、結婚への肯定的な価値観を自然に共有するよう指示しました。これにより、対象者の頭の中で“結婚を望まない男性像”のイメージを緩やかに修正していくことを目的としています。
さらに、依頼者様にはSNSや共通の知人経由で伝わる範囲で、子ども好きな印象を積極的に発信してもらうよう助言しました。例えば、友人の子どもと遊んだ写真や、甥・姪の誕生日を祝う投稿など、直接的な接触がない状況でも「印象の修正」を進めることが可能だからです。

工作員はその後も数回にわたり対象者との接触を続け、恋愛観や結婚観について会話を重ねました。対象者は「彼は冷たい人じゃなかった」「結婚の話を避けたのは、たぶん自信がなかっただけかも」と語る場面もあり、工作員の誘導により依頼者様への拒絶感は明らかに和らいでいきました。
この報告を受けた依頼者様は、私生活の改善を進めながら、具体的な将来設計をまとめる作業を開始しました。転職や収入アップなどの大きな行動は避け、現実的な生活基盤を整える方向での準備を進めています。

この一連の流れを通じて、弊社が進めた工作の目的は、誤解を正すことから、依頼者様が「結婚を真剣に考えられる男性である」と対象者に感じてもらうことへと変わっていきました。対象者が望む理想像を現実的に提示し、依頼者様がその条件を満たす存在であることを自然に感じ取らせること。
それがこの段階における復縁の動機づけであり、次に進むための核心となりました。

結末

工作員による接触開始から約二か月が経過した頃、対象者の態度には明らかな変化が見られました。
「会話の中で依頼者様についての言及が多くなってきました」と報告を受けています。工作員が「人って、考え方が変わるきっかけは意外と身近な出来事だったりしますよね」と話題を振った際、対象者は「そうかもしれない」と応じ、以前のような拒絶的な反応は見られなかったとのことでした。

その少し前から、依頼者様のSNSには甥や姪と遊んでいる写真、兄夫婦の家庭を訪れた際の投稿が見られるようになっていました。
特別なアピールではなく、日常の中で自然に「家族を大切にしている」印象が伝わる内容で、コメント欄にも「お兄さんの子どもに懐かれてるね」といった反応が寄せられていました。
この変化が、対象者に「彼の考え方が変わった」と感じさせるきっかけになった可能性があります。

工作が終了した翌週、対象者から依頼者様へLINEでメッセージが届きました。
内容は「久しぶり。元気にしてる?」という短いものでしたが、これが再会の第一歩となりました。依頼者様は弊社への報告の中で「まさか相手から連絡が来るとは思わなかった」と話されていましたが、焦ることなく冷静に返信を続けておられました。

その後、二人は休日に食事をする約束を取り付け、久しぶりの再会が実現しました。
依頼者様の話によると、再会の場では以前よりも穏やかな空気が流れ、会話も途切れずに続いたとのことです。対象者から「前は結婚の話を避けてたよね」と指摘を受けた際、依頼者様は落ち着いた様子で「今はちゃんと考えている」と伝えました。
その言葉に対して対象者はうなずき、話題を変えるようにして笑顔を見せたと報告されています。

弊社としては、この結果を「工作員の会話誘導と依頼者様のSNS発信が重なり、対象者の中で、【彼は結婚を考えるようになったという印象】が形になった」と分析しています。
工作員が結婚観を丁寧に引き出し、依頼者様には家庭的な一面を自然に発信してもらう。
この二つの流れが噛み合ったことで、対象者の中で「家庭を望まない男性」という印象が修正され、再び興味と信頼が生まれたと判断しています。もともと依頼者様は【家庭を望まない男性】ではありませんでした。ただ、対象者がそのような印象を持ってしまっていたのです。今回はそれを覆すことができました。

依頼者様からの報告によれば、現在は定期的に連絡を取り合い、以前より良好な関係を築いているとのことです。お互いの将来の話題にも自然に触れられるようになり、復縁を成し遂げたとのことでした。

本案件から得られる教訓は明確です。
人は、言葉よりも行動から変化を判断するということです。
依頼者様が家庭的な姿を見せたことが、対象者に「今の彼なら、安心して隣にいられる」と感じさせる決定的な要素となったはずです。
それこそが、信頼を取り戻す最も確実な手段であると、弊社ではこの案件を通して改めて実感しています。

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