復縁屋ハートリンクで実際に対応した案件の一部を、依頼者様のご了承をいただいたうえで掲載しています。なお、プライバシー保護のため、内容の一部は編集を加えております。
工作種別 | 復縁屋工作 |
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依頼者情報 | 東京都在住 32歳 男性 |
対象者情報 | 東京都在住 31歳 女性 |
第二対象者情報 | 不明 |
契約期間 | 3カ月(アドバイス契約で継続中) |
参考記事:復縁診断|復縁したい!あなたの復縁の可能性を測ります。
ご相談内容
件名:復縁についてのご相談
復縁屋ハートリンク様御中
はじめまして。〇〇と申します。
御社ウェブサイトを拝見し、ご連絡いたしました。
一ヶ月前、3年間交際した彼女から、一方的に別れを告げられました。
理由は「あなたとは将来を考えられないから」というものでした。ですが、私には、それが本心だとは到底思えません。
確かに、彼女が時々、将来の貯蓄について気にしていたのは知っています。
ですが、それが原因で喧嘩になったことは一度もありませんでしたし、私としては些細な意見の違いの範囲だと捉えていました。
私なりに、彼女のことは本当に大切にしてきました。
一緒に沖縄へ旅行に行ったり、美味しいものを食べたりしている時、彼女は本当に楽しそうでした。あの笑顔が嘘だったとは、どうしても考えられないのです。
きっと、何か他に本当の理由があるはずです。
あるいは、一時的な感情で、彼女も冷静な判断ができていないだけなのかもしれません。
もう一度、どうしても彼女と会って、楽しかった頃の話をしたいです。
そうすれば、きっと彼女の誤解も解けて、昔の気持ちを思い出してくれると信じています。
どうか、お力をお貸しください。
よろしくお願いいたします。
弊社からのご提案
相談者様からいただいたメールを拝見し、後日、直接お会いしてより詳しいお話を伺いました。
相談者様は終始、「楽しかった頃の話をすれば、きっと彼女も分かってくれる」と繰り返しおっしゃっていました。そのお言葉から相談者様の自己中心的な性格がうかがえました。
面談を行い、相談者様は致命的な勘違いをしていると直感しました。
相談者様は、破局の原因を「些細な意見の相違」だと、軽く考えておられます。
しかし、対象者のような堅実な方が、「将来を考えられない」という言葉を口にする時。
それは、単なる不満ではありません。
相談者様という人間そのものに対して、「私の人生を共に歩むパートナーとして信頼できない」という最も重い評価を下したということなのです。
この状況で、相談者様が「楽しかった思い出」を語る行為は、対象者にとって火に油を注ぐだけです。
「この人はまだ何も分かっていない」という怒りを与えるだけの結果に終わるでしょう。
また、相談者様も別れの原因は別にあるはずだと感じていますが、おそらく相談者様以外の異性の存在があるのでしょう。相談者様は第三者にそそのかされていると感じているようですが、これも大きな勘違いです。
対象者は相談者様との金銭感覚の違いが原因で相談者を見切ったと考えられます。
対象者はこれまで相談者様に将来への不安を何度も伝えていました。
それが聞き入れられず、嫌気がさして別れを決意した。
その時、タイミングよく別の異性の存在が近くにあったと考えられます。
もしくは以前から親しい間柄で相談者様との関係も相談していたかもしれないです。
【段階的計画の提案】
面談の席で私は相談者様にはっきりとお伝えしました。
「今、〇〇様がご自身の考えだけで対象者と接触すれば、復縁の可能性は限りなくゼロに近づきます」と。
続けて「まずは別れた本当の原因や理由を確認しましょう」と伝えました。
相談者様は「それは分かっています、周りの連中に説得されたんだと思います」とのことでしたが、「そもそも【本心を知りたい】とご相談いただいたのは相談者様ですよ」とお伝えしたところ沈黙されたので、弊社の提案を聞いていただきました。
我々は二段階の計画をご提案いたしました。
提案1(情報収集):
まず、最優先すべきは憶測を排除し客観的な事実を把握することです。
対象者の現在の生活状況や彼女が本当に抱えている「将来への不安」の正体を正確に突き止めます。
特に彼女の周囲にいる人物、とりわけ親密な関係にある男性がいないかについては、徹底的に調査する必要があります。そのために、まずは調査員による詳細な調査を行い、必要に応じて工作員を接触させるという手順です。
提案2(自己改善):
情報収集で得られた客観的な情報に基づき具体的な復縁までのシナリオを作り上げます。
それは、相談者様の【人間的な成長】を対象者にいかにして誤解なく伝えるかという計画になるでしょう。
【仮説の提示】
私は相談者様に対し、考えられるいくつかの未来の可能性をご説明しました。
調査をした結果、対象者の周囲に特定の異性がいないのであれば、相談者様ご自身の自己改善を全力で行い再会の時に備える。弊社は接触している工作員を通じて、最適な再会の場をセッティングする。
しかし、もしすでに対象者の心の支えとなっている異性が存在した場合、我々の手順は全く違うものになるともお伝えしました。具体的にはその異性よりも相談者様の方が信頼に足るパートナーであることを言葉ではなく客観的な事実をもって対象者に証明する必要が出てくると。
同様に、対象者の不安の正体が金銭的な問題だとすれば、相談者様が今後対象者に示すべき行動も自ずと決まってくるということもお話ししました。
事実を一つ一つ積み上げ、成功の可能性を一歩ずつ引き上げていくだけです。相談者様は厳しい現実に悩んでおられたと思います。ですが数日後、弊社に全てを任せたいというご決断のご連絡をいただきました。
工作の開始
ご契約後、我々は速やかに依頼者様の主観を排した客観的な事実を把握するため、対象者の詳細な調査に着手いたしました。
まず、調査員による対象者の交友関係や生活環境の調査を実施します。その結果、後の工作の方向性を決定づける二つの重要な事実が浮かび上がりました。
一つ目は第二対象者の存在です。対象者は勤務後、頻繁に職場の同僚と思われる男性と食事をしていました。調査の結果この男性は経理課に勤務する同僚であることが判明。二人が利用するのは派手ではない飲食店で常に割り勘である様子が確認されました。依頼者様とは正反対の堅実な関係性を築いていることが、調査員の報告から明らかになりました。
二つ目は対象者の退勤後のルーティーンです。対象者は週に二度仕事帰りに資格予備校の自習室へ通っていることが判明しました。これは同じ目的を持つ第三者として、工作員が極めて自然に接触できる絶好の機会でした。
これらの調査結果に基づき対象者への接触に移りました。接触場所は資格予備校の自習室に設定。同じ資格取得を目指す受講生という立場で対象者と同年代の女性工作員を配置しました。
最初の数回は会釈を交わすだけに留め、対象者の警戒心を慎重に観察します。やがて自習室の休憩スペースでタイミングを合わせ、「この分野は難しいですね」といった無害な会話から徐々に接点を作っていきました。
同じ目標を持つ仲間という意識は、対象者の警戒心を少しずつ解かしていきました。二人は予備校帰りに一緒にお茶を飲む関係になり、工作員はまず自身の将来への不安や家族の話を打ち明けることで、対象者が話しやすい状況を作り上げました。
するとある日、対象者の方からご自身の悩みをぽつりぽつりと語り始めた、という重要な報告が工作員から入りました。
依頼者様との交際は楽しかったものの、将来への考え方があまりにも違いすぎたこと。職場の同僚である第二対象者は誠実で安心できるが、恋愛感情とは少し違う気がすること。そして、これが我々の得るべき最も重要な情報でしたが、対象者は「実は毎月実家に一定額の仕送りをしており、だからこそ人一倍、将来の生活設計を真剣に考えなければならない」と話していたとのこと。
自己中心的な考え方の依頼者様には決して明かせなかった、対象者が一人で抱え込んでいた経済的な事情と、それに伴う深刻な不安。その本音こそ我々が何よりも手に入れるべきこの案件の核心でした。
私は工作員からの報告を、一言一句違えることなく依頼者様へお伝えしました。第二対象者の存在、そしてご自身には一度も明かされることのなかった、仕送りの事実。依頼者様は言葉を失っておられました。ご自身が対象者の苦しみにいかに無頓着であったか、その現実を初めて突きつけられたのです。
ここから、依頼者様の本当の意味での自己改善が始まりました。まずファイナンシャルプランナーとの面談を設定。専門家と共に依頼者様ご自身の収支状況を一円単位で洗い出し、具体的な貯蓄目標を立てるための家計改善計画を作成しました。これは対象者との復縁のためだけではなく、依頼者様ご自身の人生を守るための重要な手順でした。もともと収入は良い依頼者様だったため、改善計画は容易に作成することができました。
見栄っ張りな性格が災いしての浪費だっようで、その点を改めるだけで余裕のある収支計画が立てられたとのことです。
もう一方重要な改善項目として、依頼者様の自己中心的な考え方の改善という点がありました。
最初の面談の時に依頼者様の物事を自己中心的に捉える傾向には、私も気づいていました。そのため、自己改善の計画には、金銭感覚の是正と並行して、その点を改めるための手順も組み込んでいました。
しかし、私の認識がいかに甘かったかを思い知らされることになります。
ある夜、私との定期連絡のお電話で、依頼者様は昂ぶった声でこうお尋ねになったのです。「今から対象者に、『他に男ができたって本当なのか』と、メッセージを送ってもいいでしょうか」と。唐突に言ってきたのです。
私は即座にその行動を強く制止いたしました。「そのメッセージを送った瞬間、全てが終わります。対象者の中にわずかに残っているあなたへの信頼が、その一言で完全な嫌悪に変わるとお考えください」と。
電話を切った後、私は自身の見通しの甘さを痛感しました。問題の根は、我々が当初想定していたよりも、遥かに深い場所にあったのです。表面的な家計改善や、付け焼き刃のテクニックだけでは、この根深い自己中心的な考え方を改めることはできない。
この日を境に、我々の方針は大きく変わりました。家計改善は継続しつつも、それ以上に、相手の立場から物事を徹底的に考えるための対話と、時には厳しい指摘を繰り返し行っていくことになったのです。依頼者様が本当の意味で変わらない限り、対象者の心が戻ることは決してないと、改めて強く認識した瞬間でした。
再会とそれ以降
依頼者様の自己改革と並行し、我々は最終段階の布石を進めました。目的は対象者の感傷に訴えることではなく、対象者が二人の男性を将来のパートナーとして客観的に比較せざるを得ない状況を作り出すことです。
対象者と親密な関係になっている工作員は会話の中で、第二対象者を堅実で真面目な人物だと評価しつつも、経済的な飛躍までは望みにくいタイプかもしれないという懸念を、ごく自然な形で植え付けていきました。これは対象者の心の中に「現在の安定」と「将来の限界」という天秤を意識させるための重要な働きかけでした。
一方、依頼者様と対象者の偶然の再会の場所は資格予備校近くの大型書店としました。
依頼者様には専門的な「経済・統計学」の棚の前に立つよう指示しました。自身のキャリアのための純粋な自己投資に見せるためです。また、対象者が日頃書籍を探しに来る棚の場所も近いため自然と視界に入るという判断もあります。
当日、依頼者様が統計学の専門書を読んでいると、近くの棚に来た対象者が先にその存在に気づきました。対象者は酷く驚いた様子でしたが、特に拒絶のような反応は示さなかったと報告を受けています。
依頼者様は我々との取り決め通り、冷静に「久しぶり」とだけ返しました。なぜここにいるのかと尋ねられた際も、今の仕事には統計の知識が必要であり、仕事上の利益と結びつけて淡々と説明したそうです。対象者も依頼者様に現在ファイナンシャルプランナーの資格試験の勉強中だと話をしたそうです。それを聞き「邪魔をして悪かったね」と自らその場を立ち去りました。
再会の日の夜、対象者から「仕事の勉強大変だね、頑張って♪」という当たり障りのないメッセージが届いたとのこと。依頼者様も「お互い頑張ろうね」と返し、以降LINEでのやり取りが再開されたとのことです。
ここから本当の工作が始まります。連絡の中心は恋愛の駆け引きではなく、依頼者様の「資産価値」を客観的に対象者へ提示していくことでした。依頼者様はやり取りの中で、ご自身の私生活の話はほとんどせず、時折「今日は専門家と今後の資産運用について打ち合わせをしていました」といった事実報告を、ごく短く行うに留めました。
そして決定的な機会が訪れます。依頼者様は、ファイナンシャルプランナーと作り上げたご自身の詳細な「ライフプランニングシート」を対象者に見せました。その口実は、専門家以外に冷静な目で見てくれる人が欲しかった、しっかり者のあなたなら客観的な意見をくれると思ったというものでした。何よりも勉強になるでしょ?と軽い感じで誘ったようです。
そのシートに書かれていたのは感傷的な言葉ではなく、ただ冷徹な「数字」だけでした。依頼者様の現在の年収。経験と実績に基づいた五年後、十年後の具体的な昇給見込み額。
対象者はそのシートを真剣にただ黙って見ていたそうです。
見終わった後に何点か質問を受けて「老後も安泰だね」と一言。
この日はそれで終わりましたが、明らかに対象者の対応が変わりました。
現在、復縁までは辿り着いていませんが、食事に誘われるようになった、誕生日に連絡が来たなど依頼者様からご報告いただいております。
おそらく対象者が依頼者様を「自身の人生にとって最も利益のあるパートナー」として再評価したのでしょう。
この案件から得られる教訓は一つです。失われた愛や信頼は決して蘇りません。人の心を最終的に動かすのは耳障りの良い言葉ではなく、自身の将来にどれだけの「利益」をもたらすかという極めて現実的な計算だけです。復縁とは感傷を乗り越え、相手にとっての「最高の投資先」として自分を再び提示する行為に他ならない。と我々はそう考えています。
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