復縁屋工作:束縛が原因で破局した状態からの復縁

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Ryōma

ハートリンク課長

復縁屋・別れさせ屋業務に於いては依頼者の気持ちに寄り添うことが不可欠だと考えている。特に弊社の扱う復縁に関する問題では、依頼者が抱える感情の複雑さに共感し、丁寧な対応が求められる。業界歴20年という自身の経験を活かし、困難な状況にいる人々を支えることにやりがいを感じている。

縁屋ハートリンクで実際に対応した案件の一部を、依頼者様のご了承をいただいたうえで掲載しています。なお、プライバシー保護のため、内容の一部は編集を加えております。

工作種別復縁工作
依頼者情報東京都在住 28歳 女性
対象者情報東京都在住 31歳 男性
契約期間4か月

参考記事復縁診断|復縁したい!あなたの復縁の可能性を測ります

目次

ご相談内容

「もしもし…あの、ウェブサイトを拝見してお電話しました。〇〇と申します。…すみません、少し、声が震えてしまって…」

二ヶ月前、私は二年付き合い、一年間同棲していた彼に振られました。原因は、分かっています。全て、私の束縛が原因です。私が、彼を追い詰めてしまったんです。

彼は営業職で、明るくて、男女問わず友達が多い、本当に太陽みたいな人でした。私は彼のそんなところに惹かれたのに、いつからか、彼の周りにいる人すべてが、彼を私から奪っていく敵のように思えてしまって…。

「今どこ?」「誰といるの?」「何時に帰る?」
一時間でも返信がないと不安で、彼の携帯が鳴り続けるまで電話をかけてしまいました。彼が仕事で女性の同僚と話しているだけで、後から「あの人、誰?」と問い詰めてしまう。男友達と飲みに行く約束にさえ、「早く帰ってきて」と口を出してしまう…。Twitterに彼が写っている写真に、知らない女性がいるだけで、夜通し彼を責めたこともありました。

自分でも、やっていることがおかしいのは分かっていたんです。でも、不安になると止められなかった。

そして二ヶ月前、彼が大学時代の友人の集まりに行くと言った時、私は「行かないで」と泣いてしまいました。その時、彼の顔から、すっと表情が消えたのを今でも覚えています。

「もう疲れた。君を安心させるために、友達も、仕事の付き合いも、全部失くさないといけないのはおかしい。息が詰まる。もう無理だよ」

彼はその日のうちに、最低限の荷物だけを持って、私たちが一緒に暮らした部屋から出て行きました。

別れた後、私は「私が全部悪かった」「もう絶対に束縛しないから、お願いだから戻ってきて」と、狂ったようにLINEを送り続けました。でも、彼の決意は固く、数日後、彼からの返信は来なくなりました。LINEはブロックされ、電話も「おかけになった電話をお呼びしましたが、お出になりません」とアナウンスが流れるだけ。完全に、連絡手段を失ってしまいました。

共通の友人のSNSを開くと、彼が楽しそうに笑っている写真が流れてきます。私が、彼から奪っていた時間。私が、彼に我慢させていた笑顔。それを見るたびに、罪悪感で胸が張り裂けそうになります。

私が全部悪いんです。分かっています。でも、諦めきれない。彼ともう一度やり直せるなら、何でもします。こんな、自分勝手で、彼を傷つけた私でも、まだ、何かできることはあるのでしょうか…。

弊社からのご提案

【担当者の気づき・案件の要点】

担当者としてお話を伺い、私がまず感じたのは、この案件の核心が【復縁】以前に、一度壊れてしまった「人間関係の再構築」にあるということでした。より正確に言うならば、対象者の中に深く根付いてしまった、依頼者様への嫌悪感をいかにして解くか、が大前提だと判断しました。

依頼者様が「もうしない」と誓っても、一度「息が詰まる」ということを長い期間経験をした対象者にとって、その言葉は信じられません。むしろ、接触しようとすること自体が、過去の苦々しい記憶を呼び覚ます引き金になってしまいます。対象者は今、依頼者様に対して【拒絶】の状態です。この鉄壁の心の壁を、正面から壊すことは不可能です。

【現状分析とご提案】

これらの点を元に、私は相談者様へ今後の進め方について、ご提案いたしました。

まず、大前提として「今は、彼に対して一切の働きかけをしないこと。これが、これ以上、状況を悪化させないための絶対条件です」という厳しい現実をお伝えしました。その上で、私たちがご協力できることとして、大きく分けて二つの方針があることをご説明しました。

一つ目の方針は、『対象者の気持ちや現状を、対象者に気づかれずに知ること』です。
依頼者様には沈黙を保っていただく裏で、弊社の調査員や工作員が、彼の生活圏の中から自然に接触できる機会を探ります。そして、友人や知人という立場で、彼が今、あなたのことをどう思っているのか、新しい出会いはあるのか、といった偏りのない客観的な情報を集めます。まず、敵を知る、ならぬ「相手の今を知る」ことから始めましょう、とお話ししました。

二つ目の方針は、依頼者様ご自身の時間を、充実させることです。
これは、一つ目の方針と並行して進めます。彼に依存してしまったことが、今回の原因の一つであることは間違いありません。ですから、彼がどうしているかを我々が調べる間、依頼者様には、彼のためではなく、ご自身の新しい楽しみや、打ち込める何かを見つけるお手伝いをさせてください、とご提案しました。

そして、これら二つの方針が実を結んだ先に、復縁の可能性が生まれます。

依頼者様ご自身が、彼がいなくても充実した毎日を送れるようになった時、人は自然と輝きを増します。そして、彼の心境や状況が正確に分かっていれば、その輝いているあなたの姿を、彼が最も効果的に「再認識」できるような、自然な機会を我々が作り出すことができます。

無理に変わった姿を見せるのではありません。依頼者様が本当に変わり、その上で、彼の心の準備が整ったタイミングで、そっときっかけを作る。この、焦らず、段階を踏んでいくことが、今回の復縁への唯一の道筋です、とご説明しました。

この方針に対し、依頼者様は「これ以上嫌われないために何もしない、という意味がよく分かりました。その間に、自分の時間を大切にするんですね」と、深く納得していただけたと記憶しています。

工作の開始

ご依頼を受け、私たちは直ちに計画に着手しました。

まず、調査員が対象者の現在の状況確認に入りました。依頼者様からお聞きしていた勤務先に変更がないことを確認後、数日かけて退勤後の行動パターンを調査。その結果、彼が同僚と連れ立って、会社近くの賑やかなスポーツバーへ週に一度か二度、立ち寄る習慣があることを確認しました。静かなバーで一人飲む、というよりは、仲間と集まる場所を好む彼の性格に合った場所でした。

並行して、依頼者様には自己改善プログラムを開始していただきました。カウンセリングを重ねる中で、彼女が以前から興味を持っていたという「陶芸教室」に通うことを提案。最初は粘土の感触に戸惑っていたそうですが、無心で土をこねる時間が、彼のことを四六時中考えてしまう思考を少しずつ断ち切ってくれました。いびつながらも、自分の手で初めて湯呑を完成させた時の喜びは、彼女に小さな自信を与えた、とご報告くださっています。

次に、聞き上手で同性からの信頼を得やすいタイプの男性工作員Aを、例のスポーツバーの客として参加させました。すぐに話しかけることはせず、同じスポーツチームのファンを装い、試合中継の際に自然な会話が生まれるのを待ちました。何度か顔を合わせるうちに、仕事の愚痴や成功談で盛り上がるようになり、ごく自然な形で連絡先を交換するに至りました。

工作員Aは、対象者と友人関係を築く中で、慎重に情報収集を進めました。ある夜、バーのテレビに映る女優を見た際、対象者が「ああいう、派手な美人より、ナチュラルで清潔感のある感じの子の方が、結局いいよな」と、ぽつりと漏らしたことがあったそうです。また、別の機会には、ファッション誌を読みながら「男って結局、分かりやすい女性らしさに弱いんだよな。パンツスタイルもいいけど、やっぱり揺れるスカートとか、そういうの」と語っていた、という非常に有益な報告がありました。 これらの情報を基に、私たちは依頼者様の【外見的な自分磨き】にも着手しました。これまで彼の顔色を伺うばかりで、自分に似合う服装や化粧に無頓着だった依頼者様に対し、彼の好みに寄せつつ、現代的なセンスを取り入れたスタイルを提案。陶芸で得た内面的な自信が、新しいファッションやメイクによって、外見的な輝きへと変わっていくのが、私の目にも明らかでした。

その過程で、一つの小さな出来事がありました。ある週末、依頼者様が共通の友人のSNSで、対象者が女性を含むグループと楽しそうにバーベキューをしている写真を見てしまったのです。依頼者様から不安そうなお電話がありましたが、これは復縁を目指す上ではよくあることです。私は、これがご自身の弱さと向き合う良い機会であることをお伝えし、「今、彼に連絡することは、私たちが積み上げてきた全てを台無しにします。彼が見ていない今こそ、あなたが強くなる時です」と、冷静に計画の重要性をお話ししました。依頼者様も、一時の感情に流されることなく、落ち着きを取り戻してくださいました。

再会とそれ以降

依頼者様の内面と外見、その両方の準備が整ったと判断し、私たちは次の段階へと移行しました。

私たちの最初のアプローチは、対象者の心に直接働きかけ、自発的な連絡を促す、心理的な揺さぶりでした。
工作員Aの恋人役として、快活ですが、少し独占欲の強いタイプという設定の女性工作員Bを投入。ある週末、工作員AとBは、対象者を「彼女が新しい家具を見たいって言うから、悪いけど一緒に来てくれないか」と、ごく自然な形で大型のホームセンターへ連れ出しました。

3人で店内を見て回る中、工作員Bは、恋人である工作員Aに対し、甘えながらも軽い束縛とも取れる言動を繰り返します。しかし、その根底にはAへの深い愛情があることが、傍から見ても分かるような、絶妙なバランスを保ちました。工作員からの報告によると、この状況下で、対象者は明らかに口数が減り、何かを考えている様子だったとのこと。かつての依頼者様との関係を無意識に重ね合わせ、彼の心にさざ波を立てる、という狙い通りの効果はあったようでした。

しかし、一週間が経過しても、対象者からのアクションはありませんでした。彼の心を揺さぶったものの、行動を起こさせるまでには至らなかったのです。

そこで、私たちは準備していた次の段階へと進みました。
翌週末、再び工作員AとBは、同じ口実で対象者を同じホームセンターへ連れ出します。イベントスペースで、依頼者様の通う陶芸教室が出張展示会を行っていることを把握していたからです。

工作員Bが「あ、可愛い食器!」と、その一角に駆け寄ります。仕方なく後を追う男性二人。すると、対象者の視線が、エプロンをかけ、自分の作品について、年配のご夫婦ににこやかに、そして堂々と説明している依頼者様の姿が入りました。

工作員からの報告によると、対象者はその場で足を止め、しばらく言葉もなく、依頼者様の姿を目で追っていたそうです。かつての姿を知る彼にとって、全く別の存在に見えたそうで店舗を出た後に、「元カノがいたよ」と工作員に話したそうです。工作員達は「えっ、どの子どの子?」とか「挨拶くらいしてくればいいのに」と話しましたが「いいよ、もう別れちゃっているし」と言いながら離れていきました。

しかしこの日を境に、彼の心は大きく動いたようです。
「目撃」からわずか三日後、ついに依頼者様のスマートフォンにLINEがきました。ブロックが解除され、対象者から「久しぶり。元気?」という、短いメッセージが届いたのです。

依頼者様とすぐに対策を練り、決して舞い上がらず、短い文章で「元気だよ。〇〇君も元気?」と返すようアドバイスしました。数回のやり取りの後、彼の方から「もし良かったら、少し話さない」と誘いがありました。

私たちは再会前の打ち合わせを徹底的に行い、「束縛する必要がなくなった、新しい自分」として振る舞うこと、会話は近況報告に留め、過去の話は自分から絶対に出さないことを確認しました。

後日、依頼者様からいただいたご報告によると、再会は驚くほど穏やかなものだったそうです。事前に打ち合わせた通り、落ち着いて堂々と振る舞う依頼者様の姿に、彼は少し驚いたような、それでいてどこか嬉しそうな表情をしていた、と依頼者様はおっしゃっていました。

私たちはその後も、お二人の関係が安定するまでの数ヶ月間、連絡の頻度や会う時間についてのアドバイスといった、後方からの手助けを続けました。そして、最初の再会から三ヶ月が経った頃、依頼者様から「彼から、『もう一度、やり直したい』と言ってもらえました。今度こそ、彼をちゃんと大切にします」という、この上なく嬉しいご報告をいただき、今回の案件は終了となりました。

この案件の成功の鍵は、焦って彼に働きかけるのではなく、まずご自身の内面と向き合い、彼に依存しない、自立した時間と自信を取り戻されたこと。そして、その「事実」が、どんな言葉よりも雄弁に彼の心を動かした、という点にありました。恋愛は、相手をコントロールすることではなく、まず自分が魅力的な人間でいることから始まります。

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