復縁屋工作:接近禁止にされて住所も連絡先も分からない元妻と復縁したい

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Ryōma

ハートリンク課長

復縁屋・別れさせ屋業務に於いては依頼者の気持ちに寄り添うことが不可欠だと考えている。特に弊社の扱う復縁に関する問題では、依頼者が抱える感情の複雑さに共感し、丁寧な対応が求められる。業界歴20年という自身の経験を活かし、困難な状況にいる人々を支えることにやりがいを感じている。

復縁屋ハートリンクで実際に対応した案件の一部を、依頼者様のご了承をいただいたうえで掲載しています。なお、プライバシー保護のため、内容の一部は編集を加えております。

工作種別復縁屋工作
依頼者情報埼玉県在住 43歳 男性
対象者情報埼玉県在住 40歳 女性
契約期間1年4カ月 複合契約
・所在調査時は回数契約
・工作員接触まで期間制契約2カ月
・工作員接触後はアドバイス契約+稼働回数契約

参考記事:復縁診断|復縁したい!あなたの復縁の可能性を測ります

目次

ご相談

今回ご相談にお越しになったのは、43歳の男性、離婚からおよそ1年3カ月が経過した方でした。対象者は40歳の元奥様で、お二人の間には現在11歳と7歳になるお子様がいらっしゃいます。離婚の理由は、結婚当初から続いていた家事・育児の負担の偏りにあり、共働きでありながらも奥様に多くの責任が集中してしまったことが原因だったとお話しされていました。ご本人も当時は仕事に追われ、家のことを任せきりにしていたことを深く反省されているご様子でした。

依頼者様によれば、離婚の際には話し合いの余地もほとんどなく、奥様の中ではすでに限界を超えていたように見えたとのことです。離婚後も連絡を取りたいという気持ちが抑えられず、何度かLINEや電話での接触を試みたそうですが、やがてブロックされ、最終的には接近禁止の措置が取られるまでに至ったといいます。この点について依頼者様は、「自分が追い詰めた結果だ」と語り、後悔の念を隠せないご様子でした。

現在、元奥様の居住地や勤務先は不明で、連絡手段も完全に絶たれている状況です。唯一分かっているのは、奥様のご実家の住所のみで、そこにも奥様は住んでいないとのことでした。お子様の通う学校や生活環境も分からず、依頼者様は「何も分からない状態で、ただ時間だけが過ぎていく」と表現されていました。

依頼者様の言葉からは、感情的な焦りというよりも、「せめて父親として、子どもたちともう一度関わりを持ちたい」という切実な思いが伝わってきました。ご本人も、夫として家庭を支える役割を果たせなかった自覚があり、「今さらかもしれないが、できることがあるなら何でもしたい」と語っておられました。

また、離婚後に奥様のご両親へも連絡を試みたそうですが、反応が得られなかったとのことでした。謝罪の手紙を送ったものの、読まれたかどうかは分からず、以降も特に返答はなかったそうです。依頼者様はその沈黙を「当然の結果」と受け止めつつも、せめて誠意を伝える機会を持ちたいと考え、「どうにか信頼を取り戻す方法を探したい」との思いで弊社にご相談にいらっしゃいました。

現時点で依頼者様の希望は、「もう一度、子どもを通して元妻と向き合いたい」という一点にあります。感情的な復縁ではなく、家庭としての再構築を目指す姿勢が見られ、冷静さと執念の両方が共存している印象を受けました。

面談・提案

ご相談内容を伺った時点で、我々がまず確認したのは【情報の欠如】という現実でした。
対象者の居住地・勤務先・お子様の通う学校など、復縁の基盤となる生活情報が一切判明しておらず、さらに連絡手段も完全に断たれている。この状況では、いかなる工作も着手できないため、当初はお引き受けすることが難しいとお伝えしました。

しかし依頼者様からは「それでも何とかしたい」という強い希望がありました。話を伺う中で、感情的な執着というより、父親としての責任感が強く見られたことから、我々は実現可能な最小単位での提案を検討しました。まず現実的に動ける範囲として、奥様のご実家を手がかりに、帰省などの機会を狙った【所在確認】を行うことを提案しました。

提案をした根拠として、これまで対応してきた過去の案件で、元配偶者が、実家との接点を完全に断っているケースは極めて少ないという統計的な傾向がありました。特に小学生以下のお子様がいる場合、祖父母との関係を維持している可能性が高く、お盆や年末年始などの帰省時期は、有効な観測タイミングになりやすいと判断しました。

このため、最初の方針としては、直近に迫っていたお盆の時期にご実家周辺での動向調査を行うという計画をご提案しました。対象者が実家に立ち寄る、または祖父母が対象者宅に赴く可能性を見込み、人と車両の出入りを確認するという違法性のない範囲で生活痕跡を探るというものです。もし動きが見られなかった場合でも、その後の行動パターン(例えば年末年始の移動傾向)を予測する材料として蓄積できるため、初動調査としては十分な意義があると考えました。

また、依頼者様ご本人への提案としては、「すぐに動けない期間を無駄にしないこと」を強調しました。具体的には、過去の行動を振り返り、対象者が何に一番傷ついていたのかを、感情ではなく事実ベースで整理する作業をお願いしました。これは後の自己改善をする上で重要な工程であり、再会が叶った際に説得力のある変化として示すための準備となります。

現時点で我々が特定した本質的な課題は、「再会の経路が存在しないこと」そのものではなく、信頼を回復するための材料が不足していることです。住所や連絡先は時間をかければ見つけられますが、信頼の再構築には「行動で示せる変化」が不可欠です。そのため、調査と並行して、依頼者様自身の生活や姿勢を整えていく方針を初期段階から組み込みました。

この時点での提案内容をまとめると、以下の三点になります。

① お盆時期にご実家周辺での限定的な所在調査を実施すること。
② 対象者に伝えられる変化の証拠を準備するため、依頼者様には生活面・家庭観の見直しを開始していただくこと。
③ ご実家やご両親に対しては、焦って再接触を試みず、謝罪や手紙の送付も慎重にタイミングを見極めること。

これらの提案に依頼者様も納得され、「できる限りのことをしたい」とのことでしたので承ることとなりました。

調査・工作の開始

調査はお盆の時期に合わせて実施しました。対象者のご実家を中心に、近隣の動向確認や車両の出入りを観測しましたが、この時点では有効な手掛かりを得ることができませんでした。調査員からの報告でも、帰省の痕跡は確認されませんでした。
一度目の調査を終えた段階で、我々は【行動パターンの変化】を想定しました。小学生と未就学児を抱える母親が、長期休暇の時期に全く実家に顔を出さないというのはやや不自然であり、別の生活拠点が確立している可能性があると判断しました。

その後、依頼者様とは一旦時間を置いて次の機会を探る方向で調整しました。焦りによる連続調査は情報の精度を下げるため、長期休暇ごとのスパンで再度の張り込みを提案しました。依頼者様もこの提案を受け入れ、「その間に自分にできることをやっておく」と約束されました。

この間に依頼者様には、調査の進行と並行して【外堀の印象改善】にも取り組んでいただきました。直接の連絡が取れない状況であっても、できる範囲で誠意を示すことは可能です。具体的には、対象者のご実家宛に季節の挨拶やお子様の誕生日のプレゼントを送るなど、感情的な呼びかけではなく、あくまで父親としての責任を果たす姿勢を継続的に示すようご提案しました。この行動は長期的な印象形成を目的としたもので、結果的に後の再会に向けた重要な布石となりました。

そして年末年始の時期、再度の調査を実施しました。結果的にこの二度目の張り込みで、対象者の所在を確認することができました。生活拠点はご実家からやや離れた地域で、親族の家の近隣に住んでいることが判明しました。この発見により、対象者の通勤経路・子どもの通学先・日常の立ち寄り先など、生活圏の全体像が少しずつ見えてきました。

工作員の現場報告によると、対象者は派遣社員として工場に勤務しており、勤務時間は日中に集中しているとのことでした。子どもたちは同じ学校に通っていることも確認されました。週末には対象者の姉夫婦宅を訪れることが多く、その際に子どもを預けることもあるようです。また、この過程で新たな男性の存在も確認されました。頻繁に会う様子は見られましたが、同居はしておらず、夜には対象者が必ず帰宅していることが分かりました。

これらの事実をもとに我々が行った分析としては、対象者が現在、生活の再構築期にあると判断しました。勤務先が安定しており、子どもの通学や週末の行動も一定のリズムを保っていることから、生活基盤が一時的な避難状態ではなく、明確な居住意志に基づいたものだと考えられました。
また、確認された第二対象者との関係についても、外泊を伴う頻度はなく、会う際には子どもを姉夫婦に預けるなど、生活の中心を家庭に置いた上で行動していることが分かりました。このことから、対象者は新たな男性に全面的に依存しているわけではなく、あくまで精神的な支えや生活上の助けを一部に求めている段階と見られます。
ただし、今後はどうなっていくのかは分からない為油断はできません。

これらを総合すると、対象者は経済面・育児面の負担を一人で抱えながらも、自立を維持しようとしており、現実的な不安(将来の安定・子どもの成長環境など)が今後の判断に大きく影響していくと考えられます。

この報告を依頼者様に共有したところ、強い衝撃を受けられた様子でした。怒りや失望の感情が見られましたが、それでも「自分にも責任がある」と冷静に受け止められていました。依頼者様は「彼女を責める気持ちはない。子どものためにもう一度話をしたい」と話され、我々はこの段階で自己改善プログラムを提案しました。内容は、日常生活の再構築・家事分担の実践・家庭的役割への意識改善など、具体的な行動変化を伴うものでした。

さらに依頼者様には、調査の進行と並行して「外堀の印象改善」にも取り組んでいただきました。直接の連絡が取れない状況であっても、できる範囲で誠意を示すことは可能です。具体的には、対象者のご実家宛に季節の挨拶やお子様の誕生日のプレゼントを送るなど、感情的な呼びかけではなく、あくまで父親としての責任を果たす姿勢を継続的に示すようご提案しました。この行動は長期的な印象形成を目的としたもので、結果的に後の再接触に向けた重要な布石となりました。

並行して、対象者への接触準備も開始しました。派遣先が特定できたことで、工作員を同じ職場に潜入させ、自然な接点を形成する計画を立てました。工作員は子持ちで再婚経験があるという設定で配置し、父親が違う環境で子どもを育てている人物として対象者に共感を得ることを目的としました。
実際の現場では、数回の接触を経て軽い会話が交わされるようになり、日常や子育ての話題を通して距離を縮めることができました。この段階では、まだ対象者の深い心情を測ることはできませんが、警戒が和らぎ、一定の信頼関係が形成されつつあることが分かります。
工作員は一般論として、一人で子どもを育てる厳しさや、父親に子供が懐かない事、子供がいる状態の再婚が難しいということを語りながら、現実的な生活課題を共有する形で対象者の思考を現実に引き戻していきます。一方で、依頼者様は自己改善を継続し、対象者の不安を解消できる存在としての信頼を積み上げていく。この二方向からのアプローチにより、「再び家庭を築くことは不可能ではない」という認識を自然に形成していく狙いを持ちました。

半年ほどの期間を経て、対象者の生活情報と心理的変化の兆しが蓄積され、我々は次の段階具体的な印象改善と再接触への布石へと移行していくことになります。

結末

最終局面へと進んだのは、工作開始から約一年が経過した頃でした。
どの時点かは不明ですが、対象者は第二対象者とも別れていた様子です。
また、依頼者様による定期的な手紙の送付や、お子様の誕生日に合わせたプレゼントの贈り物など、誠実な行動を積み重ねたことが、ご実家や親族を通じて少しずつ対象者の耳にも届いていたようです。

ある日、対象者から突然、依頼者様へ連絡が入りました。内容は「いつも子どもへの贈り物をありがとうございます。上の子がお礼を言いたいと言っているから、今度会ってあげられませんか?」というものでした。どうやら依頼者様の気持ちは届いていたようです。
この連絡を受けた時の依頼者様の感情は非常に高ぶっていましたが、我々は即時行動を避けるよう助言しました。これは、対象者が一時的な感情で連絡を取った可能性もあるし、依頼者様を試すために連絡を取ってきた可能性もあります、再会前に慎重な準備が必要だと判断したためです。

再会に向けては、依頼者様と複数回の打ち合わせを重ね、発言や態度のシミュレーションを行いました。目的は、謝罪や感情の訴えではなく、「落ち着いた父親としての姿」を見せることに徹することでした。依頼者様もこの方針を理解され、「自分の変化を伝える場として臨む」と強い決意を示されていました。

再会当日、我々が直接立ち会うことはありませんでしたが、後日、依頼者様からご報告を受けました。短時間の面会であったにもかかわらず、会話は終始穏やかで、子どもたちも自然に笑顔を見せていたとのことでした。依頼者様は特別なことを語らず、ただ子どもたちとの時間を楽しみ、別れ際に感謝の言葉を添えてその場を後にしたそうです。
この行動が、対象者にとって「変わった」という印象を強く残したと考えられます。

その後、対象者から「今後も子どもに会ってほしい」という申し出があり、面会の機会が定期的に設けられるようになりました。依頼者様はその後も一貫して落ち着いた態度を保ち、無理な接触を避け、対象者のペースを尊重し続けました。やがて、生活の中での交流が自然に増え、子どもを介した連絡が再び日常的なものとなりました。最終的には、依頼者様・対象者・子どもが同じ時間を共有する機会が増え、再び「家族」としての関係性を取り戻すに至りました。

弊社ではこの結果は偶然ではなく、【行動の一貫性と環境設計の積み重ね】によって生まれたものと判断しています。対象者が心を開いた直接的な要因は特定できませんが、長期間にわたり誠意を示し続けたこと、そして「父親としての姿」を実際の行動で証明したことが、心理的な障壁を取り除く決定打になったと考えられます。

この案件を通して改めて感じたのは、復縁は感情だけではなく構築の問題であるという点です。どれほど想いが強くても、相手がそれを「現実的な選択肢」として認識できなければ、関係は再び築けません。今回のように、依頼者様自身が変化を形にし、周囲を味方に付けながら信頼を再構築したことが、最も確実な成功要因だったと言えます。

本案件は、接近禁止という最も厳しい状況からのスタートでしたが、最終的には「行動が信頼を生み、その信頼が再会を呼び込む」という理想的な形で終了できました。この過程で示された事実は、今後の復縁案件においても非常に有益な実例となるでしょう。

参考記事:復縁工作:不倫が原因で離婚した依頼者様の復縁
参考記事:復縁屋工作:離婚危機からの復縁、家を出た妻と復縁したい
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