復縁屋工作:出会い系で会っていた男と復縁したい

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Ryōma

ハートリンク課長

復縁屋・別れさせ屋業務に於いては依頼者の気持ちに寄り添うことが不可欠だと考えている。特に弊社の扱う復縁に関する問題では、依頼者が抱える感情の複雑さに共感し、丁寧な対応が求められる。業界歴20年という自身の経験を活かし、困難な状況にいる人々を支えることにやりがいを感じている。

復縁屋ハートリンクで実際に対応した案件の一部を、依頼者様のご了承をいただいたうえで掲載しています。なお、プライバシー保護のため、内容の一部は編集を加えております。

工作種別復縁工作
依頼者情報東京都在住42歳 女性
対象者情報東京都在住35歳? 男性
契約期間3カ月

参考記事:復縁診断|復縁したい!あなたの復縁の可能性を測ります。

目次

ご相談

依頼者様は42歳の女性で、出会い系サイトを通じて知り合った35歳の男性との復縁を希望して来社されました。交際とまではいかないものの、約10回ほど会う関係が続いていたと伺いました。ところが、ある日を境に突然連絡が取れなくなったそうです。依頼者様のお話によれば、直前に「貸していたお金の話をしたこと」が原因ではないかと感じているとのことでした。

金銭の話題が出た直後から音信不通になったため、当初は「自分が追い詰めてしまったのかもしれない」と考えたそうですが、時間が経っても諦めきれず、「お金のことはどうでもいいから、もう一度彼と話したい」という思いが強くなったと話されました。貸した金額を伺うと、約50万円程度とのこと。金銭の貸し借りが絡んでいるにもかかわらず、「返済よりも再び連絡を取りたい」という言葉に、依頼者様の迷いと未練がにじんでいました。

これまでに他社へも所在調査を依頼した経緯がありましたが、結果は出なかったとのこと。そのため「きちんとしたところにお願いしたい」という思いから、弊社に相談されたようです。
面談時の印象としては、落ち着きを保ちながらも、話の端々に焦りが感じ取れました。特に「もう他の女性のところに行っているかもしれない」「今さら自分が連絡しても迷惑かもしれない」といった不安を繰り返し口にされており、気持ちの整理がつかない状態であることがうかがえました。

ただし、依頼者様の語り口に攻撃的な印象はなく、あくまで「自分にできることをしたい」という姿勢が見られました。弊社としては、この段階では感情的な判断を加えず、あくまで依頼者様の話を事実として整理し、経緯と現状を正確に把握することを目的としました。

面談・提案

面談では、依頼者様から改めて詳細な情報を伺いました。
前回の相談段階では、対象者に関する情報が限定的であり、所在の特定ができなかった点が最大の課題として浮き彫りになっていました。
このため、まずは確認可能な情報を一つずつ整理しました。

依頼者様の手元に残っていたのは、対象者の名前、携帯番号、そして使用していた出会い系サイト上のプロフィール情報のみです。
過去に他社へ所在調査を依頼した際は結果が出ず、「実在はしているが居場所が分からない」という曖昧な報告で終わっていたといいます。
そこで弊社では、まず所在確認を第一の提案としました。
電話番号の利用履歴や、登録情報の特定、過去の通信経路など、入手可能な情報をもとに本人を割り出す提案です。

所在が確認できた後は、対象者の勤務先・生活リズム・交友関係などを調査し、接触できる時間帯や場所を絞り込みます。対象者の行動範囲や人間関係を正確に把握しておくことで、今後、工作員が自然に接触できるタイミングをはかるためです。これが、復縁工作を進める上での最初の重要な準備段階となります。

また、依頼者様からは「所在が分かった時点で一度教えてほしい」との要望がありました。
弊社では了承した上で、直接の接触は控えるように注意を促しました。
依頼者様が感情的になって行動した場合、対象者に警戒され、今後の再会機会が完全に失われる可能性があるためです。弊社としては、感情的な判断ではなく、段階を踏んで確実に距離を詰めていく方法を選択するよう説明しました。

面談の中で、対象者との関係や金銭のやり取りに関しても細かく確認を行いましたが、依頼者様の語る内容には一貫性があり、虚偽や誇張の可能性は低いと判断しています。

最終的に、依頼者様と弊社の間で以下の内容で了承を得ました。
第一に、対象者の所在確認と本人確認。
第二に、勤務先や交友関係を特定し、接触に適した環境を整えるための調査を行うこと。
第三に、調査過程で得られた情報をもとに、今後の復縁可否を現実的に判断する方針を共有すること。

契約前には、依頼者様に改めて冷静な行動をお願いし、「突発的な接触は避ける」ことを明確に確認しました。
その上で正式に契約を締結し、調査・工作の準備を開始することとなりました。

調査・工作の開始

調査開始後、まず既存情報をもとに対象者の所在確認を実施しました。およそ2週間後、対象者が実家で生活していることを確認し、同居する両親と兄弟らしき人物も把握しています。現地での確認時に撮影した写真を依頼者様に提示したところ、本人に間違いないとの回答を得ました。これにより、対象者の所在を確定しました。

その後も調査を継続し、生活環境や勤務状況を特定しました。勤務先は都内のバーで、複数回の訪問調査により、本人が接客業務を行っていることを確認しています。勤務時間帯は主に夕方から深夜帯で、常連客との関係が比較的近い様子も見られました。

調査中、異なる女性と2回接触している場面を確認し、いずれも恋愛関係を示す直接的な様子は見られなかったものの、会話の内容や行動からマッチングアプリの利用が推測されました。

この時点で、調査結果を依頼者様に報告しました。依頼者様からは特に感情的な反応はなく、「そのまま続けてください」との返答がありました。

次の段階として、勤務先のバーに自然に出入りできる工作員を投入しました。設定は一般客としての来店です。工作員は数回の来店を重ね、対象者と軽い会話を交わす関係を築きました。会話の中で対象者がマッチングアプリを頻繁に利用していること、金銭に関する軽率な発言をする傾向があることが確認されました。これは過去にも同様の金銭トラブルを起こしている可能性を示唆するものでした。

この報告を依頼者様に伝えたところ、依頼者様は落ち着いた口調で「実は」と前置きをして、最初の申告内容とは異なる説明をされました。実際の貸付額は約500万円であり、目的は復縁ではなく金銭の回収であったと明かされました。また、他社に所在調査を依頼した際に結果が出なかったため、「復縁」という名目で依頼を行ったとの説明もありました。詐欺被害を公にすることが恥ずかしく、相談時点では正直に言えなかったとのことです。

弊社としては、この時点で依頼の実質的な目的を把握しました。
依頼者様の申告により、依頼目的が「金銭回収」であると明確になったため、弊社としては以降の対応を「復縁工作」から「事実の収集と証拠確保」に切り替える方針を提案しました。
依頼者様は既に弁護士への相談を予定しており、弊社の役割は訴訟・交渉の基礎資料となる客観情報の整理に絞ることとなりました。

調査の結果、対象者の住所、勤務先、実家、交友関係を特定済みであり、これらはすでに把握可能な状態です。
また、同様の被害を受けている可能性がある人物の特定も進めており、今後の法的手続きに必要な裏付け資料として提出できる見込みです。

さらに、工作員が対象者と接触を続ける中で、過去の金銭授受について対象者本人の口から言及があれば、その発言内容を正確に記録するよう指示しました。
直接的な自白の取得が困難であっても、会話記録として残すことで、被害実態の証拠価値を高めることが可能と判断しています。

結末

最終的に、工作員が対象者との会話の中で、依頼者様との金銭のやり取りに関する発言を複数確認しました。
その中には、他の女性からも同様に金銭を受け取っていたことを示唆する内容も含まれており、対象者が反復的に同様の行為を行っていた可能性が高いと判断しました。
これらの情報はすべて録取内容とともに依頼者様へ報告し、弁護士への相談を前提とした資料として整理しました。

依頼者様は、報告を受けた後すぐに法的対応の準備を開始され、弊社としての業務はここで完了しました。
結果的に、この案件は復縁工作としての依頼から始まりましたが、調査の過程で本質的な問題が「詐欺被害の確認」にあると明確になり、目的のすり替えによって生じた歪みを正す形で終結しました。

弊社の立場から見ても、このような事例は珍しくありません。
人の感情や信頼を利用して利益を得ようとする者は一定数存在しますが、調査を通じて得られた事実が示すのは、「逃げ切れる嘘は存在しない」という現実です。
悪意ある行為はいつか必ず明るみに出る。今回の案件は、その典型的な例だったといえます。

復縁を名目に始まったこの依頼は、最終的に真実の可視化という形で依頼者様を救う結果となりました。
どんな理由があっても、人を欺いて得たものは長続きしない。
弊社としても、調査の本質は「誰かを取り戻すこと」ではなく、「もう一度、現実を正しく見る力を取り戻すこと」にあると改めて感じさせられる案件でした。

参考記事:復縁屋工作:マッチングアプリで出会った彼と復縁したい
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