出会い工作:ひとめぼれした相手との出会い工作

出会い工作成功事例
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Ryōma

ハートリンク課長

復縁屋・別れさせ屋業務に於いては依頼者の気持ちに寄り添うことが不可欠だと考えている。特に弊社の扱う復縁に関する問題では、依頼者が抱える感情の複雑さに共感し、丁寧な対応が求められる。業界歴20年という自身の経験を活かし、困難な状況にいる人々を支えることにやりがいを感じている。

工作種別出会い工作
依頼者情報千葉県在住29歳 男性
対象者情報千葉県在住 女性
契約期間3カ月
料金総額138万円 成功報酬15%
目次

案件概要:出会い工作

取引先の女性に一目ぼれしてしまった依頼者様の出会い工作。
相手の情報に関しては勤務先以外は不明。
依頼者様自身の性格的な部分で依頼者様から声をかけるのが難しい様子。
相手の方から声をかけてもらえるような工作手法を希望される。

相談の経緯

御社の出会い工作を拝見してご相談をさせていただきます。
私は現在食品会社に勤務しております。
社内での業務がほとんどですが、取引先に伺うこともあります。
今回のご相談はその取引先に勤務している女性についてのお話になります。
簡単に言ってしまうと、取引先の女性従業員に惚れてしまいました。
ただ、立場上声をかけることや食事に誘うことは許されないと考えております。
いえ、正直に言うとそのような度胸が全くありません。
また、取引先の従業員とは言え私とは全く接点がなく、会話をしたことすらありません。
どういう立場の女性だかも分かっておりません。
不思議な話だとは思うのですが気になって仕方ないんです。
一目ぼれなどというのは都合よい言葉ですぐに冷めてしまいそうなものでありますが、いっこうにさめません。
お付き合いまでできれば嬉しいですが、まずは友人になれればと思います。
先ほどもお話ししましたが、私からいきなり声をかけるのははばかられます。
私の度胸のなさもそうですが、私の勤め先は彼女の勤務する会社の元請けであるため立場的に相手にプレッシャーをかけてしまうかもしれないのです。
相手の方から声をかけてもらえるか、環境的に声をかけないといけない状況を作り出してほしいと考えております。
具体的な提案や費用について教えていただければと思います。
宜しくお願いします。

相談を受けて

一目ぼれした相手との出会いの機会を作ってほしいという出会い工作のご相談です。
依頼者様は相手女性のことについては勤務先以外は分からないという状況です。
工作に入る前に相手女性の周辺調査をした方が良いと提案しました。
調査をした結果相手の女性が結婚していたとかお付き合いしている男性がいたという事実は工作を行う上で障害となります。
そのため面談の段階で異性の存在がある場合はどうしますか?
という弊社の質問には困ってしまっていたようです。
この時は話が進まなくなってしまったので、仮に異性の影がなかった場合を前提に提案をしてみました。

まずは相手女性の周辺調査を行い、異性の存在がないと分かった時点で工作員を接触させる。
接触した工作員は対象者に対する情報を集めます。
これは現在の生活環境や趣味、男性の好みや求める理想像、将来設計など多岐に渡ります。
この情報を得ることによって出会いのシナリオを立案します。
今回は対象者の方から声をかけるという状況設定が必要なため、その要件も盛り込んだシナリオを用意します。実際の面談では仮の話しではありながらも具体的な手法の提案もしました。

弊社からの提案

面談が終わる頃に再度、調査後に「相手に異性の存在が確認できたらいかがなさいますか?」という質問をなげかけると依頼者様は「その時は諦めようと思います」とのことである。
「それではまずは相手女性の調査をしましょう」ということに同意されたので依頼として承る。

調査の開始

依頼者様の情報により把握している勤務先から退勤時の調査を開始する。
定時になり対象者が他の従業員と一緒に社屋から出てくるのを確認する。
会社の最寄りの駅まで同僚たちと向かい電車には一人で乗車する。
他の同僚たちとは逆方向に向かう。
対象者が下車して改札を通過後、駅構外に出る。
対象者が駅から3分程度のことろにある保育園に入っていく。
5分ほどして保育園から対象者と子供1名と保母さんと思われる人物が出てくる。
挨拶をしてお別れをしてから二人は手を繋いで歩いて行き、保育園から10分ほどのところにあるマンション内に入っていく。

調査の継続

この時点で依頼者様に報告をする。
LINEと電話での報告であったが、子供がいるかもしれないという点を伝えると驚いていた様子である。
※この段階では対象者の子供なのか、結婚をしているかは不明なため弊社も確定的な話はしていない。
依頼者様は継続調査を希望されたので、翌日以降は対象者自宅の人の出入りを調べ家庭環境を把握するとともに、交友関係に焦点を当てる。
翌日、昨日の子供を保育園に預けて勤務先に向かう。
退勤後も前日同様、子供を保育園にお迎えに行き、帰宅途中でスーパーに寄り買い物をする。
その際、食材と子供用のお菓子を購入しているのを確認する。
買い物の量は多くないので自身と子供の分量と思われる。
対象者と子供の会話から、保育園でのお遊戯のお話、お菓子の話、近くの公園の犬の話が確認できる。

以降の調査は同様の行動を取りそうな平日ではなく、対象者の休みの日に切り替える。
最初の休みの日、昼過ぎに対象者が子供と一緒に自宅マンションから出てくる。
二人は駅近くの6階建ての建物に入っていく。
10分程度たって対象者が一人で外に出てくる。
どの部屋に入ったかは確認ができないが、友人宅かと思われる。
建物を出た対象者は一人で近くにある美容室に入っていく。
2時間程度で対象者が一人で美容室から出てくる。
その後、先ほどの建物に戻り子供と一緒に出てくる。
この時に同部屋が託児所であることを確認する。
二人はスーパーに寄り買い物をした後に帰宅する。
次の休みの日も二人で建物から出てきて公園に行き、1時間ほど遊んだ後にスーパーに寄り帰宅をしている。

接触場所の選定

これまでの行動範囲の中で、印象付けられる接触場所が見当たらなかったが、子供が公園で他人の犬と遊ぶ様子から公園で接触をして対象者と子供双方に印象付けを行おうと考える。
一旦、依頼者様に調査で判明したこと報告する。

・対象者には子供がいるようである
・他の同居人は存在していない
・工作員の接触する場所を公園とする

対象者に子供がいるということはすでに伝えていた。
対象者親子が外出後にインターフォン等で確認するも他の同居人の存在は確認できていない。
二人で暮らしているものと思われる。
接触する場所は休日の時に行く公園にするという点を伝え進めて良いかの判断を仰ぐことにする。
子供の存在は想定外だったようでこのまま終了になるかとも思われたが、依頼者様は子供の存在は問題ないとのこと「子供にも気に入ってもらえるようにならないとですね」という発言で工作を継続することになる。

工作員の選定と1回目の接触

接触する工作員の要件は犬を飼っている同年代の女性を選定する。
工作員は対象者と良好な関係を構築してから依頼者様と引き合わせていく予定である。
一般的な母親であると思われる対象者は自身の幸せよりも子供を優先すると思われる。
そのため対象者だけでなく子供にも好印象を与えないといけないので工作員の人選を慎重に行う。

工作員の選定が終わり、接触できる可能性が高いと思われる休日を選ぶ。
接触を予定している日のお昼頃に対象者と子供が二人で自宅建物から出てくる。
工作員が予定通り、犬を連れて公園に向かい、対象者親子と接触を試みる。
犬の好みまでは把握していなかったが、うまく接触に成功する。
接触をする直前に、以前も散歩していたらしい人物と犬が現れ、対象者親子に挨拶を交わし交流しているところに工作員と飼い犬もうまく紛れ込めた様子である。1時間ほど過ごして良い印象を残せた様子である。

2回目の接触

2回目の接触はスーパーでの接触を予定する。
この時の接触は工作員の交際相手として男性工作員を別に用意して接触する。
スーパー内にいる対象者親子を確認して工作員が店内にて接触、店内で会話をしながら一緒に買い物をしたあと、外で犬と待っている男性工作員と合流する。
子供は先日遊んだ犬だと気づき駆け寄り頭をなでたり抱っこしようとしたりと楽しそうにしている様子。
対象者は申し訳なさそうにしているが、工作員は「〇〇君(犬の名前)嬉しいねー」と犬が可愛がられて喜んでいる様子を見せる。それと同時に対象者に「婚約者です」と男性工作員の紹介を行う。
犬と遊びたい子供の希望で四人は公園に行くことにする。
工作員は対象者から「バツイチである」こと「近くに住んでいる」こと「事務仕事をしている」ことを聞き出す。
年齢も家も近いことから「連絡先を交換しましょ」ということでお互いの連絡先を交換する。
1時間ほど遊んでお別れになるときに犬と別れるのが寂しいのか子供がぐずったが「また遊んであげてね」と工作員が話すと「次はいつ遊べるの」と子供が応じたので「お利口にしてたらママが連れてきてくれるって」と話して「うん、じゃあいい子にしている」というような会話をしてその日は別れる。

工作員の情報収集

工作員と対象者は連絡を取り合うようになるが、恋愛の話をふっても「子供がいるから・・・」とか「〇〇(子供の名前)が大きくなってからでないと考えられない」などやはり子供のことが最優先となっている。
逆に言えば子供が幸せになれれば自分自身の生活にはこだわりがないと思われる。
それでも頼れる人が近くにいた方が良いと言うことは理解しているようで工作員が「貴女にもし何かあったらどうするの?私は〇〇(男性工作員)がいるからいいけど、そういう人はいないの?」という突っ込んだ質問には「その時は・・・今はいないけどそのうちね」と返答に困っていたようである。
やり取りを続けるうちに様々な情報を入手することができた。

・バツイチである
・付き合っている異性はいない
・離婚して引越ししてきたばかりである
・別れの原因は相手の浮気
・両親はすでに他界している
・職場と仕事のこと
・子供のこと

話を聞くと不遇な人生を送っていると分かる。
対象者自身は辛い人生を送ってきたので、子供には辛い人生を歩ませたくないという気持ちが伝わってくるとのこと。
対象者との良い関係を築くには子供に気に入られるのが絶対条件と思われる。

依頼者様への確認と提案

工作員からの情報を元に依頼者様に対象者と付き合うシナリオを進めるうえで下記のような提案をする。
※通常であれば対象者の心を捕まえれば良いが今回は対象者親子の2名に好まれなければいけない。

・対象者と子供を支えていく覚悟と生活力はあるか?
・対象者は子供の幸せを最優先に考えている、つまり通常の恋愛と違うことは理解できるか?
・対象者と子供の住んでいる付近への引っ越しは可能か?
・犬を飼うことができるか?

依頼者様は少し考えて「二人とも支えていけるように頑張ります」とのこと。
ここで担当者は「これから頑張るのではなく現状で支える生活力、つまり経済力はありますか?」と聞きなおす。一緒になって生活に苦労するだろうと思われたらあなたは選ばれません。とはっきり伝える。
具体的に必要だろう金額もシミュレーションして提示してみる。
依頼者様は、現在の収入では不安だが貯蓄はあるし自分の浪費をなくせば問題ないと回答をする。
その点を確認した後、住居やペットといった個別の問題を話しながらシナリオを説明していくことに。
幸いなことに、現在の住居は対象者宅とそこまで離れていなかったので転居の必要はなく、ペットは相談可の広めの家なのでそのまま進めることにする。
好きな犬の犬種は工作員が把握済であったので「すぐに探してきますとのこと」
問題となったのは経済力の方ではあるが「自分の支出を見直します」とのことである。
依頼者様は犬を飼うのが初めてのことなので、犬の登録や狂犬病の注射の話、飼い始めた後に起こるであろうことを諸々説明するのに時間がかかってしまったのは誤算であった。
依頼者様は「思った以上に大変なんですね・・・家族が三人増えると思って頑張ります」とのことなので大丈夫だと思われる。

依頼者様の努力

依頼者様が犬を飼い始めて1カ月半ほどで「ようやく散歩に出られそうです」との報告が来る。
ペットを飼う経験は依頼者様にとって新鮮な体験だったようです。
愛情が犬に向かってしまうのではないかと少し心配になりましたが、最大の目的は忘れていないようで安心しました。
むしろ「今までは自分のことしか考えていなかったですが、他のことにも目を向けられるようになった気がします」と自分自身が変わったという成長も感じられているようでした。

依頼者様と対象者の最初の出会い

依頼者様が犬との生活に慣れている頃、工作員も対象者親子との関係強化に努めてきました。
子供も連れて三人で食事に行くようになった頃、男性工作員も交えて四人で茨城県にある犬の遊園地に遊びに行くことになりました。
男性工作員と工作員が車で対象者と子供を迎えに行き、四人で遊園地に。
動物好きの子供ははしゃいでいて前の日から眠れなかったようである。
車に乗ってすぐに眠りに落ちてしまう。

思わぬトラブルが起こる

遊園地に入園してから1時間経過した辺りで男性工作員に連絡が入る。
親戚の叔父さんが交通事故にあってしまって重症らしいとのこと。
近くにいる親族が自分だけなので、すぐに行かないといけなくなってしまった。
対象者はすぐに「それは大変、いまから帰りましょう」と言うが、子供が悲しそうな顔をしているのを見て、工作員が「私たちは電車で帰れるから大丈夫よ、すぐに帰ってあげて」と言う。
男性工作員は「ここら辺は駅がないから電車だとかなり大変だよ。俺の先輩に迎えに来てもらうよ」
「〇〇さん(依頼者)?」と男性工作員と工作員が会話をしていると対象者が「そんなの悪いですよ、電車で大丈夫だから」と応じるが男性工作員が「先輩も犬大好きだから、飛んでくるはず」とか「あの人むしろ喜んじゃうかもね」等、有無も言わせず了承させる。
男性工作員が依頼者に電話をかけ、打合せ通りに会話をしてから男性工作員が工作員に「先輩、来てくれるって」「犬も連れて行っていいか?って言ってたからそれは止めてと言っておいたよ」と話したら子供が「えー、犬さん見たかったなー」と残念そうであった。工作員も「連れてきてもらえば」と話すが「先輩の車小さいからさ」と男性工作員が締める。

依頼者様が到着する

お昼過ぎ頃に依頼者様が到着の連絡が工作員の電話に入る。
この時少し、対象者が緊張した様子であったらしい。
依頼者様もとても緊張していたそうである。
子供は全く気にした様子はなく「犬さん連れて来てくれたかなー」とか言っていたようである。
工作員が「犬さんは今度見せてもらおうねー」と話すと「うん」と元気よく返事をする。
依頼者様と合流して自己紹介を終えて四人で園内を回るが子供が依頼者様にべったりになるという想定外のことが起こる。
どうやら依頼者様の飼っている犬が気になるようで「何を飼っているの?」「男の子?女の子」「お名前は?」「かわいい?」「お手する?」「お散歩はどこ行くの?」「ご飯は何が好きなの?」などなど
子供に懐かれるために依頼者様もしっかりと予習はしてきているようで上手に対応をしている。
対象者とはあまり会話ができなかったようであるが、初回の目的は果たせたと言える。
帰宅時の車の中でも「おじちゃんの犬いつ見せてくれるのー」「おじちゃんの犬と遊ぶの楽しみだなー」などべったりだった様子。園内では飲食ができなかったので帰宅途中で食事をしようということになったが、子供はずっと依頼者様の横で【犬】と【おじちゃん】への質問ぜめだったそう。
対象者もさすがに迷惑かと子供をたしなめるが、依頼者様は「大丈夫ですよ、素直な良い子ですね」と返すと嬉しそうに微笑んだそう。
無事に対象者親子を送り届けた後に工作員に「本当にありがとうございました、タイミングよくフォローしてもらえてうまく会話ができました」とのこと。
「でも・・・」と依頼者様が話すので「何かありましたか?」と工作員が聞くと「20代のうちはお兄さんと言われたいですね・・・」とのことだった。

工作員からの話では子供は終始依頼者様から離れなかった様子だったので、このまま流れに任せるだけでうまくいきそうだとのことである。この日は依頼者様と対象者は連絡先の交換をしなかったが、次の土曜日に依頼者様が犬を連れて公園に行く約束はしたようである。「進捗は順調です」と報告を受けた。
依頼者様からも同様の報告があったので「このままの流れでいけばもう大丈夫じゃないですか?このまま交流をしてどこかのタイミングで告白をすればお付き合いできるのではないですか?」と話したが、依頼者様からは「もう少し、工作員の方たちの協力が欲しいです、今日も困った時には助けてもらいました。初回にしてはできすぎなくらいうまくいっているのが分かるので油断したくないです。私の行動が正しいのかどうかも分からないので、まだアドバイスはいただきたいです」とのこと。
次回公園の約束には工作員も行く予定を組む。

2回目の接触

予定通り土曜日に公園で会うことになる。
この日は依頼者様と依頼者様の犬、対象者と子供と工作員である。
子供は犬にずっとべったりで依頼者様と対象者と工作員は三人でそれを見ながら会話をしている。
先日の男性工作員の親族は大丈夫だったという話から工作員の仮の仕事の話、依頼者様と対象者の仕事の話、仕事の話をしている時に対象者の勤務先が依頼者様の取引先であると判明、双方驚いた様子である。
依頼者様が偶然、対象者を見かけたことがあるだけで普段は顔を合わせることはないので違和感はなかった様子である。
遠いつながりではあるが共通点があったためか対象者も依頼者様に話しかけるようになり、当初感じていた距離がこの時なくなったとのことである。
この後、対象者も大の犬好きだと言うことが分かり「〇〇(子供)が犬を好きなのも私の遺伝なのかな?」と話していたようである。
非常に良い状態で2回目の接触を終えることができたと工作員からの報告を受ける。

依頼者様のジレンマ

2回目の接触の後から1か月後に依頼者様からご相談を受ける。
「自分の目に自信が持てました、とても素敵な女性です」素敵な女性に一目ぼれした自分の目と直感を自慢している話であるが、全く嫌味がなくすがすがしさを感じるのは依頼者様の人柄ゆえである。
好感を持てる依頼者様は数多くいるが本件の依頼者様は人格が本当に素晴らしい。
依頼者様に対しては平等でなければいけないが、この案件に力が入るのは私も人間だからでしょう。
この依頼者様と対象者様には子供や犬も含めて全員が幸せになってほしいと心の底から思いました。
さて、この日の相談は告白のタイミングでした。
1か月間の間に起こったことは随時報告を受けており、順調に進んでいると考えておりました。
依頼者様も順調に感じているようではあるが「実は女性とお付き合いしたことがないんです」と言われました。続けて「どういうタイミングで告白すればいいんでしょうか?」とのご相談でした。
プレゼントを買ってとかきれいな夜景を見ながらとか、でも子供はどうしようとか考えていたら、分からなくなってしまったようです。

弊社の提案

ちょっとずるい手ではありますが、OKを貰える可能性が高いシチュエーションを伝えました。
伝えた後に依頼者様自身の手ごたえとして「OKは貰えそうですか?」と質問すると、依頼者様は「それは分からないです」とのこと。
何点か質問したところ「間違いなくいけますよ、堂々と・・・はキャラじゃないと思うので恐る恐る尋ねるかのように告白してみてください【絶対に二人とも幸せにします】という部分だけは堂々としてくださいね」と話すと「頑張ります!」と力強く答えてくれました。
三人はとても良好な関係になっていました。
依頼者様と対象者、子供の三人で食事や遊びに出かけることもあるようで、先日も三人で映画を観にいったとも話しておられました。
依頼者様が対象者の勤務先に訪れるとき、事前に訪問を伝えていたら、対象者が入口の辺りにいて挨拶してくれたそうです。
子供も依頼者様のことを相当気に入っているようで、休みの日に対象者の携帯電話から電話をかけてくるそうです「おじちゃん今日はどこに行くの?」と言われた日には疲れも吹き飛んでお迎えに行くそうです。
担当者は「何も心配いりません、自信を持って告白してください」と伝えました。
工作員の方からも【対象者が依頼者様の事を気に入っている】というのは聞いています。
これについては依頼者様にも伝えてあるのですが、人生初の告白は緊張するものなのでしょう。
その純粋さが羨ましいと思えました。

人生初の告白

相談の日から2日後の土曜日の夜、依頼者様から連絡がありました。
「告白しました、受け入れてもらえました、嬉しいです」と短く力強く報告を受けました。
この日は子供が前から行きたいといっていた屋内型のテーマパークに三人で行ったようです。
ある体験型イベントで依頼者様と対象者と子供が中に入り、順番を待っていると係員さんが現れて子供に「パパとママは仲良しですかー?」と聞くと「とっても仲良しです」「もっともっと仲良しになってほしいです」と答えたとのこと対象者がちょっとうろたえて子供に何かを言っていたようですが、依頼者様は何を話していたか分からなかったそうです。でも【ここしかない】と思ったようで。
真面目な顔で対象者の前に立ち「もっと仲良くなりたいです、二人とも絶対に幸せにします」と伝えたとのこと、その後も何か言葉を続けたらしいですが頭が真っ白になって覚えていないようでした。
対象者はさらにうろたえて子供の手を握り、係員さんは「えっえっ」というような表情でその場を離れていったのは見えたようでした。
対象者は少し考えて「私なんかであなたは幸せになれますか?バツイチですし・・・」と言うことを言われたようですが答えは決まっているので素直に回答したとのことです。
「あなたと〇〇君(子供の名前)と幸せになりたいんです」と言うと対象者はニコッと笑ってくれたそうです。
その後、対象者が何か言おうとしたらしいのですが、子供が「〇〇〇(犬の名前)も一緒に幸せになるんだよ」と少しふてくされて言ったそうです。
そこで笑いながら二人はうなずき合いそれぞれが子供の手を取ったようです。
「言葉による返事はなかったけどOKしてくれたのが分かりました」と依頼者様は電話越しに幸せそうに話していました。工作が終了した瞬間でした。
担当者以外の者も行く末を見守っていた案件であったため、成功にて終了の報告をした際に歓声があがりました。

後日談

工作が終了して半年ほど経過したあと、依頼者様からLINEで「その節はお世話になりました、事後報告ですが御社に繋いでいただいた縁を結婚まで育てることができました。今は三人と一匹で幸せに暮らしています」と連絡がありました。
よくよく思い返すと今回の案件は子供が非常に大きな存在でした。
子供は直感的に依頼者様を認め、依頼者様と対象者を結びつける動きをしていたのではないのか?と考えられるほど、弊社の望む行動を望むタイミングで取ってくれていた気がします。
我々は無邪気な子供の行動は読みきれません、子供の方が状況を利用していたのでは・・・そんなことあるはずないのですが・・・いや、もしそうだったら、ぜひ弊社に欲しい人材です。
さて、脱線しましたが工作終了後に依頼者様と対象者、それに子供と飼い犬がどのように愛を育んでいったのかは分からないですが、確信を持って幸せな家庭を築けていると言えます。
今回の案件を引き受けて良かったと心の底から思えた案件でした。
出会い工作は難しいと言われます。
しかし、考えてみてください。
音符はドレミファソラシドしかありませんが、そこから奏でるメロディーは無限です。
色も赤、青、黄のたった三色から無限に近い色の種類を生んでいます。
それに比べれば人と人の出会いのシチュエーションは無限に作れるのです。
必要な情報を得て最適なシナリオを組み、遂行すれば叶えられない恋はないということを再認識できた案件でした。

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