復縁屋工作:モラハラで離婚寸前の妻と復縁したい

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Ryōma

ハートリンク課長

復縁屋・別れさせ屋業務に於いては依頼者の気持ちに寄り添うことが不可欠だと考えている。特に弊社の扱う復縁に関する問題では、依頼者が抱える感情の複雑さに共感し、丁寧な対応が求められる。業界歴20年という自身の経験を活かし、困難な状況にいる人々を支えることにやりがいを感じている。

復縁屋ハートリンクで実際に対応した案件の一部を、依頼者様のご了承をいただいたうえで掲載しています。なお、プライバシー保護のため、内容の一部は編集を加えております。

工作種別復縁屋工作
依頼者情報東京都在住38歳 男性
対象者情報東京都在住37歳 女性
契約期間4カ月

参考記事:復縁診断|復縁したい!あなたの復縁の可能性を測ります。

目次

相談内容

最初にご相談をいただいた時、依頼者様はかなり動揺している状態でした。
奥様が子供を連れて実家に戻り、そのまま離婚の手続きを進めていることを知ったのは、弁護士からの調停申立書が届いた日だったそうです。書面には「モラハラ」が離婚理由として明記されており、依頼者様自身も「心当たりがある」と認めていました。

ただ、この時点で依頼者様は「どうしてここまで関係が悪化したのか」「どこからやり直すべきなのか」が分からず、気持ちの整理がまったく追いついていない様子でした。
子供たちとはこれまで良好な関係を築けていたこともあり、「父親としては認められているはず」という思いと、「夫婦の関係だけが壊れてしまった」という現実のギャップに戸惑っていました。

奥様の実家では、義母が子供の面倒を見ているとのことでしたが、依頼者様が連絡を試みても返事はなく、訪問を試みた際も門前で断られてしまったそうです。義母からは「今は会わせられない」「娘を休ませてあげたい」とだけ言われ、それ以上は取り合ってもらえなかったと伺いました。この出来事が、依頼者様にとっては大きなショックだったようです。

依頼者様は、ご自身の言動に問題があったことを受け止めつつも、「離婚だけは避けたい」「子供のためにも家庭を戻したい」と強く望んでおり、そのためにどう動けばいいのか分からず、弊社にご相談されたとのことです。
まずは事実関係を整理しながら、依頼者様自身の認識している経緯をいくつか確認するため、面談の予定をくみました。

面談・提案

面談では、依頼者様から改めて詳しい経緯を伺い、過去のLINEや日常のやり取りを一つずつ確認しました。
奥様が出て行く直前までのメッセージには、言い争いの流れで依頼者様が強い口調で責める内容が複数残っており、その後に奥様が返信をやめている記録もありました。依頼者様自身も「この辺りは覚えがある」と説明されており、モラハラと指摘された言動について、一定の自覚があることを確認できました。

また、離婚理由として奥様側が挙げている「子供への危険性」については、依頼者様はきっぱり否定しており、普段から子供と一緒に過ごしていた時の様子を細かく説明されました。しかし、対象者がそのように主張している以上、どこかの場面で強い言い方をしてしまった可能性や、奥様が不安に感じる出来事があったのではないかと考え、依頼者様と一緒に時系列を確認しました。依頼者様は明確な原因を思い出せず、「録音されていてもおかしくない場面はある」と話されていました。

LINE履歴と依頼者様の説明を突き合わせる中で、依頼者様が感じているより言動の強さが大きかった可能性が高く、ここが関係破綻の主因と判断しました。奥様が以前から何度も指摘していた点が改善されず、積み重なった結果として調停に至った、という流れが事実として見えました。

この状況を踏まえ、私たちから依頼者様へいくつか提案を行いました。まずは対象者の生活動線を調査し、どこで工作員が自然に接触できるのか確認する必要があります。勤務先、出勤・退勤の時間帯、立ち寄り先、実家周辺の動きなど、依頼者様から伺った情報だけでは不足している部分もあるため、まずは事実の裏付けから進める方針を伝えました。

同時に、今回の案件では義母の存在も影響するため、義母との関係修復を優先する必要があります。依頼者様はすでに連絡を拒否されている状況でしたが、義母が子供の生活を支えている以上、ここを改善できるかどうかが全体の流れを左右します。そのため、謝意を形として示す方法や、負担を減らすための現実的な行動について、依頼者様と共有しました。

また、奥様に戻る理由を作るためには、依頼者様自身の自己改善が欠かせません。今後、工作員が対象者と接触し、奥様の本音や生活上の不安、望んでいる生活像などを深く聞き出す予定ですが、その情報をもとに依頼者様の改善ポイントを固めていく形になります。この段階ではまだ調査前のため、現時点で必要な取り組みとして、収入面を少しでも安定させる努力や、調停の場できちんと反省を伝える準備を進めるよう提案しました。

最終的に依頼者様には、「離婚は望んでいない」「自分の言動を改めたい」という意志を、言葉ではなく行動で示すことが重要であると説明しました。

弊社の提案に依頼者様自身の覚悟が決まったようで、契約を承りました。

調査・工作の開始

依頼者様の情報から現在の対象者は実家で生活しています。
その為、対象者の実家から調査を開始することになりました。
対象者本人は従来どおりの時間帯に職場へ向かっており、依頼者様と生活していた時と比べて特に変化した様子はないようです。
子供たちもほぼ同じ時間帯に学校へ向かっているのを確認しています。
対象者は退勤後はスーパーで買い物をして帰る日が多く、稀に義母と子供たち待ち合わせをして外食をしている様子が見られました。
2週間程度様子を見て、別の異性の存在や医療機関への通院など特段の事情がないため、工作員を接触させる段取りを始めました。

接触する工作員は「子持ちのシングルマザー」という設定を用意し、まずは仕事帰りや昼食時に同じ場所にいる【よく見かける客】として接点を持とうと試みました。

1回目の接触
最初は、対象者がランチタイムに利用していたカフェで、席が隣になったタイミングで工作員が会釈をし、対象者もそれに返す形で軽い挨拶が交わされました。ここでは食事の提供が遅れていたことをきっかけに、工作員が「ここ、昼は混みますね」と声を掛け、対象者も「いつもこの時間は多いですよね」と返す程度の、ごく短い雑談のみでした。

2回目の接触
二回目は退勤後、対象者が職場近くのコンビニで買い物をしていた際に工作員が再度遭遇し、「あっ」と対象者が先に言葉を掛けてきました。ここではお互いの仕事の話題が中心で、「毎日この辺りを通るんですか?」というような軽い質問が自然に交わされました。生活パターンが似ていることを確認しやすい場面でしたが、この段階でも家庭に踏み込むような質問はしていません。

3回目の接触で初めて家庭の話題に入る
三回目は週末前の退勤後で、同じベーカリーに入店したところ、対象者が「また会いましたね」と笑いながら声を掛けてきました。その流れで「仕事の帰りにここに寄ることが多いんですか?」という会話が始まり、自然と生活全体の雑談へと移りました。

この時に初めて、対象者が「最近は実家にいて、母にいろいろ手伝ってもらっています」とのこと。工作員は自分も子供がいる設定のため、対象者が子供の年齢を話したタイミングで「うちも同じくらいです」と共通点を示し、そこから家庭環境の話題へと移行しました。

対象者は、実家に帰った理由として「旦那の言い方がきつかった」「限界だった」と説明し、さらに「収入のことでも揉めた」と話しました。
確かに依頼者様が面談時に収入の話で対象者に詰められた時に「それを言われたときは嫁に腹を立てました」と言っていた点と近い内容だったので、今回の件は単にモラハラだけではなく複合的な問題が積み重なっていたことがここで確認できました。
対象者も依頼者様が怒っていたのは分かっていたようで、「ひょっとするとそれがきっかけなのかもしれない」と反省する部分も見受けられました。

工作員は、自身の設定に沿って「私は戻りたいと思った時にはもう遅かったよ」と過去の後悔を少しだけ語りました。すると対象者が「その話、母にも言われたんです」と反応し、義母からも同じような助言を受けていることが確認できました。義母も早くに義父と別れ、一人で対象者を育てたため、子供を一人で育てていく苦労がよく分かっているようです。
対象者の言い回しや表情から、義母の影響を強く受けている様子もがうかがえたようです。

これらの報告に基づき、依頼者様には義母への謝罪を継続し、子供の生活費とは別に日用品や食材などを届ける具体的な方法で、義母の負担を減らす行動を続けてもらいました。
三か月ほど経過したころ、義母から依頼者様に対して「これは預かっておく」と心づけを受け取る反応が確認され、義母の態度に明確な変化が見られました。

さらに、対象者が収入面への不安を大きく感じていたという情報を受け、依頼者様は自発的に副業を開始、実際に追加収入が得られた段階で調停の場でも報告しました。調停委員にも良い印象が与えられたようです。依頼者様の改善が具体的に評価され始めたと判断しました。

全体として、対象者は「今の実家での生活」を続けた場合と「依頼者様と生活を戻した場合」の両方を比較する状況になっており、工作員の会話と義母の変化、依頼者様の改善行動が、対象者の判断材料として揃い始めた段階となりました。

結末

調査と工作を開始してから四か月ほど経った頃、依頼者様から「対象者から連絡が来た」と報告を受けました。
内容は、三回目の調停を目前に控えたタイミングで、「申し立てを取り下げるつもりでいる」というものでした。
さらにその翌日、対象者本人から依頼者様宛てに短いメッセージが届き、「一度しっかり話をしたい」と伝えられたことも確認しています。
この流れは、工作員が対象者から聞き取っていた悩みの内容や、義母の態度変化、依頼者様の改善行動が重なったタイミングと一致していました。

再会の場をどう整えるかについては、依頼者様と事前に複数回のシミュレーションを行いました。
どのように謝罪を伝えるか、何を説明し、何を言わないか、対象者が不安に感じている「収入」「言い方の癖」「家庭での役割分担」など、具体的な課題に沿った練習を細かく行いました。
依頼者様からは「話し方を間違えると元に戻る」と強く意識している言葉があり、本番に向けて慎重に準備していた様子がうかがえました。

再会後の状況については、依頼者様から逐一報告を受けています。
初回の話し合いでは、対象者は落ち着いた様子で依頼者様の話を聞き、依頼者様が始めた副業の成果や、義母への謝罪を継続していた点について、「そこまでしてくれるとは思っていなかった」と伝えたとのことでした。
子供たちも父親と一緒に生活することを望んでいるとのことで、対象者から「近々戻ります」と言われたようです。

今回の案件を振り返ると、復縁が実現した理由は、単に依頼者様が謝罪したからではありません。
対象者が「戻るとどうなるか」を判断するための材料を、調査、工作員の接触、義母の態度変化、依頼者様の改善行動という複数の要素で一つずつ揃えた結果です。
対象者が戻るかどうかを決める時、決め手となるのは気持ちだけではなく、「生活がどう良くなるのか」というメリットの部分を具体的にイメージできるかどうかである。と、この案件は示しています。

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