復縁屋ハートリンクで実際に対応した案件の一部を、依頼者様のご了承をいただいたうえで掲載しています。なお、プライバシー保護のため、内容の一部は編集を加えております。
| 工作種別 | 別れ工作 |
|---|---|
| 依頼者情報 | 東京都在住 32歳 男性 |
| 対象者情報 | 東京都在住 35歳 女性 |
| 契約期間 | 7カ月 |
相談内容
現在、同じ会社の先輩と1年半ほど交際をしています。
彼女は東京都在住の35歳でメンヘラがかなりきついです。
最初の頃は、私にとても尽くしてくれたので、メンヘラも可愛いと思っていました。
しかし、交際していく中で我儘がエスカレートし、土日は彼女との予定を優先しないと責め立てられます。
私の行動は縛るのですが、自分自身は好き放題で予定を覆すことは当たり前でした。
早朝深夜の呼び出しも頻繁にされるようになり、電話に出なかったりLINEの返信が遅れただけで「何してたの!?浮気でもしてるんでしょ!」と執拗に追及されます。
仕事中にも、LINEの返信が少し遅いだけで「なんで返事をくれないの?私の事好きじゃないんでしょ」と騒ぎ出すので、気が休まる時がない状態です。
同じ職場で私が残業中というのも知っている状態でです。
前述の通り職場も同じため、同僚の女性と打合せをしているだけでも「ずいぶん〇〇さんと仲良いね」などと言われ、仕事にも支障をきたしています。
何度か別れ話にもなったのですが「別れたら死んでやる」「責任を取らせる」「不幸にしてやる」などと脅迫まがいの事を言われ、別れを切り出す事が怖くなっています。
もともと社内恋愛禁止の会社ですので「別れたらばらしてやる」とも言われています。
このような状態なので自分自身の体調も安定せず、仕事に影響が出てしまっています。
私はこのままの関係を続けていくのは難しいと考えています。
しかし彼女とは会社が同じなので困っています。
強引に別れた場合、どのような立場になってしまうのかが想像できます。
私の方からではなく、相手の方から私との関係を終わらせる方向にできないかなと思い御社様に相談させていただきました。
面談時に感じたこと
依頼者様が懸念されているのは、対象者が同じ会社の先輩ということなので別れた際の報復です。
そのため、いかにきれいに関係を解消させるかを考える必要があります。
念のため依頼者様に「別れるにあたり現在の職業を変えることは可能ですか?」という質問をしたところ「仕事にやりがいを感じているので変えたくない」とのことでした。
一般的な別れさせ工作では、別れた後に二度と復縁しないよう人間関係を破綻させますが、二人とも同じ職場に残るとなると人間関係の破綻は良い方針ではないと考えました。
そのため、別れさせ工作の方針としては対象者自身から依頼者様に別れを告げさせ、さらに退職をするように仕向けます。
対象者の35歳という年齢を考えると、今から新しい彼氏を作ってと考えるのは難しいと思っているのでしょう。
容易なことでは依頼者様のことは手放さないことが想定されます。
メンヘラな人間の特徴として【愛情が深すぎる】傾向があると言われています。
愛情は別の角度から見れば執着になります。
執着は本能ですので考えることよりも先に行動を起こします。
今回の対象者も考えるよりも先に気持ちが反応して、依頼者様を縛り付ける行動や言動に出てしまっているのでしょう。もう少し考えてから行動をすればこんなことにはならなかったんだと残念でなりません。
依頼者様にはもう一点、彼女のメンヘラが解消されたら別れを思いとどまることはできますか?と確認しましたが、依頼者様の精神はすでに限界に近いようでした。
一時的に改善されてもまた同じことになってしまう恐れがあるので難しい。
なによりももう愛情がなくなってしまっている。ということでした。
繰り返し対象者からの脅迫めいた言動をされていたのでは無理もありません。
弊社からのご提案
依頼者様には対象者から離れていくプランを提案して工作完了までの期間と費用の目安をお伝えしました。
弊社の提案に対して「そんなにかかるのですか?」とのことでした。
依頼者様は費用よりも期間が気になったようです。
依頼者様には以下のように進捗予定を説明しました。
①依頼者様と一緒にいない時の行動を調査する。1~2週間程度
退勤後や休日の行動、友人関係を把握する調査を行う。
②対象者に接触して情報収集の期間が必要。1か月~2カ月程度
具体的にどのような形で引き離していくかのシナリオを作成するための情報収集を行う。
③心理誘導や引き離し工作の段階 ②の段階から含めて3カ月から半年程度
シナリオを用意して円満に別れさせるための工作を行う。
シナリオにもよるが対象者自らが依頼者に別れを告げて、会社も辞めるという流れを作る期間
依頼者様は対象者に新しい男を接触させて惚れさせ、依頼者様との関係を終わらせるというシンプルな構図を想像していたようです。
もちろんその手段であれば、もっと早く工作を終了することも可能です。
しかし、新しい男=工作員ですが、工作が終了してフェードアウトした後はどうなるでしょう?
速度優先で工作を行った場合、依頼者様と対象者はまだ同じ職場にいる可能性が高いです。
新しい男(工作員)がフェードアウトした後に、対象者から復縁の話をされる可能性が高いと思われます。
メンヘラな対象者とのことなので断ったらどういう行動に出るか分かりません。
そのため今回のゴールは対象者から別れを切り出させたうえで、対象者が退職するのが必要になります。
ただし、上記のプランは弊社の提案であり、依頼者様の希望通りの工作を行うことも可能ですとも伝えました。
依頼者様は「少し考えさせてください」とのことでしたので、その日は一旦終了となりました。
2週間ほど経過して、今回は縁がなかったかなと思った矢先に依頼者様からご連絡をいただきました。
どうやら他社様にも問い合わせをされていたようでした。
弊社と他社様を比較されていたようです。
他社様も具体的なシナリオを考案して提案をされたようですが、別れさせれば良いのでしょ?という短期的なシナリオだったようでした。
弊社のように別れた後のことを想定したシナリオはなかったようです。
「その後の生活を考えるとハートリンクさんの提案がベターのように思えます、ぜひお願いします」
とのことで成約となりました
別れ工作-対象者の調査
今回の案件は依頼者様と対象者を別れさせて終わりという単純な図式では終了できません。
依頼者様と対象者が別れたうえで対象者が現在の職場を退職する必要が有ります。
ただ、工作の初期段階としては一般的な恋愛工作同様の流れになります。
まずは依頼者様の彼女である対象者の調査を開始します。
氏名、年齢、住所、職場、趣味、交友関係等の基礎情報は揃っています。
今回行う調査は依頼者様と一緒にいない時間の調査を行います。
面談時に依頼者様の行動は縛るものの、自身は自由に行動をしているとのことです。
依頼者様は一緒にいない時の行動は、対象者から話してくるのを聞いているだけとのことです。
その部分を具体化して、工作員の選定や接触ポイントの候補にします。
依頼者様と対象者が一緒にいない日は月に2、3日程度とのことである。
対象者は土日のどちらかに実家に帰る日があるようで、たまに実家に泊ってくる日があるようです。
出かける日は事前に分かるらしいので調査日はその予定に合わせることにしました。
1日事前に対象者の姿を確認をしておきたいので、退勤時に依頼者様にご協力いただき、本人確認を行いました。
その週に、対象者が来週の土曜日に実家の方の友達と遊ぶから帰省する予定であると連絡を受けました。
その際に「車で帰るから適当に帰ってくる、帰宅したらご飯を食べに行こう」とのことです。
どうやら日帰りで帰ってくる予定のようです。
当日、対象者が動き出すのを確認、予定通り高速道路を使って実家方面に向かいます。
実家はおよそ2時間程度の距離にあり、途中1度PAに入り実家方面に向かいました。
対象者は地元に到着し、地元の友人たちと会食をしてから実家に寄り荷物を取ってから帰路につきました。
翌週は退勤後はほぼ毎日依頼者様と過ごしていたとのことで調査は行いませんでした。
次の週に再度帰省するとのことで追跡を開始します。
今回も途中でPAに入ったのですが、トイレから戻る際に別の車両に乗車するのを確認しました。
運転していたのは前回地元で会食をした際にいた男性でした。
2人はPA内のETCゲートから外に出て行く。
2人は車で30分程度のところにある飲食店に入り2時間後に出てくる。
先ほどのPAで対象者を降ろし2人とも実家方面に走っていきました。
この時点で依頼者様に報告をすると、知らない人物とのことでした。
対象者はあまり依頼者様に交友関係は伝えていない様子です。
2人は非常に親密そうな関係だったため、この男性(第二対象者)に工作員を接触させることを提案しました。
依頼者様も了承されたので以降は第二対象者の追跡に切り替えて、所在を確認することにしました。
第二対象者は対象者の実家から車で10分程度の距離に住んでおり独身の様子でした。
2週間ほど行動を確認した後に工作員が接触、週に2回ほど行く飲食店での接触でした。
第二対象者は将来的には実家を継ぐ予定で、今は好きな仕事をしているとのこと、特定の相手はおらず今度紹介してよとのことでした。
工作員と第二対象者が連絡先を交換して親密になった辺りで、対象者と第二対象者が揃っている時に偶然を装い接触しました。こちらも恋人同士に見える男女2名の組み合わせで接触をしたため違和感なく接触ができました。
工作員と第二対象者がお互いを紹介し合って工作員が第二対象者に
「なんだ彼女いるんじゃん」と伝えると第二対象者は「いや、彼女じゃないよ」と返しますが、気にせず会話を続けていきました。工作員と第二対象者、もう1名の工作員と対象者で話していくうちに、対象者と第二対象者は以前付き合っていた間柄だということが分かりました。ただし10年以上も前なので今は親友だという感じの回答でした。
工作員が「なんで付き合わないの?」と聞くと対象者は
「私は今お付き合いしている人がいるから」
とのこと。
「それじゃあしょうがないですね」
と工作員が会話を切り上げる。
後日、工作員が第二対象者に対象者のことどう思っているのと聞くと
「少しだけ未練があるかもしれない」とのこと。
実際、今の今まで結婚をしなかったのは、対象者とのこの微妙な関係がずっと続いていたからの様子。
工作員は「応援するよ」と伝えました。
以降は4人で会う機会を増やして行くことになりました。
2カ月後に4人で1泊の旅行に行こうという話になりました。
この頃には依頼者様も対象者の変化を少しづつ実感していたそうです。
こうした実感があった為、旅行を了承されました。
1泊2日と短い旅行ではありましたが、4人部屋ではなく2人部屋を2つ取り、対象者と第二対象者は同じ部屋で夜を過ごしました。この形に対象者は「私たちは付き合っていないのに」と言っていましたがまんざらではない様子も伺えました。
第二対象者は「この夜にかけるよ」ということを工作員に話していたので、アドバイスしたとのことでした。
第二対象者は実家を継ぐことになれば非常に将来性が高く有望な人物なので、対象者としても良い縁であるはずです。これについてはもう1人の工作員から対象者は常に刷り込まれているので、同部屋もまんざらではなかったと思われます。
翌日、第二対象者が工作員に、「告白したけど微妙だった」と言っていましたが、もう1人の工作員からは対象者がとても喜んでいたと報告を受けました。対象者はその場では第二対象者に明確に回答しなかったものの、告白を喜んでいた様子です。
結末
これを受けて、対象者と第二対象者が二人だけで過ごす時間をさらに作りやすくするため、4人での行動頻度を少しずつ下げていく方針に切り替えました。4人で会う場面が続きすぎると「友達グループの延長」に見えてしまうため、ここからは二人の動きを自然に優先させる段階です。
旅行後は、第二対象者から対象者への連絡は明らかに増えており、対象者もそれを避ける様子はないようでした。
毎週末の土日に対象者は帰省をするようになりました。
依頼者様には母の体調が悪いから父の面倒を見に帰るとのことでした。
そのうちに金曜日に退勤した後にも帰省するようになって行きました。
それぞれの工作員達も対象者達と連絡を密に取っていたので状況は良い方に進んでいると認識しています。
旅行に行ってから2カ月が経過して、最終段階に入ろうとした辺りで、依頼者様から連絡がありました。
対象者に実家に帰ると言われたそうです。
「母が思った以上に悪い、父もあまり体が強くない方だから私が戻って面倒を見ないといけない」ということを言われたそうです。続けて「仕事も辞めて帰ることになる、距離が離れてしまうけど私はあなたが好き、でも迷惑もかけられないから別れてくれてもかまわない」ということを言われたそうです。
その場では「別れたくない」と即答したようですが、関係が終わりに近づいているのは分かったそうです。
依頼者様から「この後どうすれば良いですか?」とのことでしたが、このまま放置していても「別れることになると思います」と回答しました。
対象者は悪者になりたくないのでしょう。
依頼者様から別れると言って欲しいのだと思います。
「このまま別れないと言うのも良いと思いますよ。ささやかな仕返しにはなるでしょう」と伝えました。
さらに1カ月後、対象者は仕事も辞められて実家に帰られたそうです。
依頼者様は最後まで「別れる」とは言わなかったようです。
実家に帰られた対象者からは連絡が来なくなったようです。
一応、依頼者様には連絡が来なくてもメッセージは入れるように伝えました。
依頼者様には工作員を通じて対象者の行動は随時報告をいれてます。
実家に帰り、第二対象者と幸せそうにお付き合いをしていることも伝えています。
対象者は依頼者様から近況を確認する連絡を受けた時、女性工作員に「前の男がうるさい」というようなことを言っていたそうです。この報告を持って本案件は終了となりました。
別れ工作にしては成功のゴールが高く難航した案件ではありましたが、円満な別れができて何よりです。
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